プリズン
【作品情報】1987年 アメリカ 監督:レニー・ハーリン
【あらすじ】
舞台はアメリカ西部にあるクリードモア刑務所。長い間閉鎖されていた刑務所が再び稼働することになった。そこで囚人が惨殺される怪事件が起こり始める。
その原因はチャーリー・フォーサイスという無実の死刑囚が電気椅子で処刑されたことに起因していた。当時を知る所長のシャープは囚人のバークとチャーリーが似ていることに恐怖を抱く。
事件の真実を探る刑務所改善委員のキャサリンと囚人バーク。彼らは呪われた刑務所から脱出できるのか。
【見どころ】
古い作品で、特殊効果も当時ものながらホラー現象の演出がなかなかエグく、非常に印象に残る。
個室に閉じ込められた囚人が室内の温度急上昇で焼け死ぬ場面や、鉄条網が身体に巻き付きそのまま所長の部屋に突き上げられるとか、めちゃくちゃ怖すぎる。
一番ヤバいのは脱獄しようとした囚人に、配線が巻き付きジリジリパイプが突き刺さるシーン。それだけでも恐怖なのに、肉塊と化した囚人が食事中に天井を破って落ちてくる。
これを地上派で放送していたんだから当時の日本はおおらかだったんですね。
閉鎖空間で起きる肉弾系の怪事件、ラストもいかにもアメリカンホラーという演出。オールディーズなホラーが好きであれば面白い作品。
【感想】※ネタバレ含
この映画、初見はテレビ地上波でした。肉塊落下事件が印象的で、怖すぎた。それで記憶に残っていた映画で、DVDがあるのを知って買ってしまった。恐怖の記憶を克服するためにもう一度観たくなった所存。
バークとチャーリーの一人二役で若きヴィーゴ・モーテンセンが出演している。テレビで観たときの吹き替えが塩沢兼人さん(アニメでもクールイケメン系の声をよく当てていた方 北斗の拳のレイとか)で、イケメンだなという記憶があったがやっぱりイケメンだった。
囚人怪死事件の調査で運動場にパン一で立たされるときの肉体美はひそかな見どころ。
監督のレニー・ハーリンは「エルム街の悪夢」や「ダイ・ハード2」の監督を務めている。ちなみにエルム街シリーズを撮影した監督はその後大作に携わるというジンクスがある。
余談だが「ダイ・ハード2」冒頭でスチュアート大佐が真っ裸でストレッチをしている場面があり、この監督の趣向が窺えてしまった(好き)。
まさにB級ホラーなのだが、アイデアが面白くて好きな作品。これ今の技術で上手くリメイクしたら面白くなりそうと思っている。
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