SFの章
バック・トゥ・ザ・フューチャー
【作品情報】1985年 アメリカ 監督: ロバート・ゼメキス
【あらすじ】
カリフォルニア州ヒル・バレーに住む高校生のマーティ・マクフライは、友人であり科学者のエメット・ブラウン博士(愛称ドク)の実験に立ち会っていた。それは愛車デロリアンを改造したタイムマシンによるタイムトラベル実験だった。
タイムトラベルは成功し、歓喜に沸くドクの前に実験材料のプルトニウムをだまし取られた怒りのテロリストが現れ、ドクは殺害される。
慌てふためいたマーティはデロリアンで逃走を図るがタイムマシンが働き、1955年へのタイムスリップしてしまう。
1955年のヒル・バレーにやってきたマーティは若きドクを探し出し、現代に戻れるよう依頼する。
しかし、偶然出会った両親の運命を変えたことで、マーティの存在自体が消えようとしていた。未来へ戻るため、両親の仲を取り持ち、自分の存在を消させないため、マーティとドクが奮闘する。
【見どころ】
タイムトラベルという突飛な題材だが、分かりやすい設定で基本は人間ドラマが中心。マーティとドクのコミカルな掛け合いが面白い。ドクの顔芸とリアクションがチャーミング。歳の離れた2人の友情はとても心温まる。
50年代のレトロな街やファッションも見どころ。未来の持ち物や知識を駆使するマーティの姿も痛快で面白い。
父親と母親が恋に落ちるようどう仕向けるのか、邪魔者ビフとの対決、タイムマシンで現代に帰るには?マーティとドクの活躍に目が離せない。
物語、魅力的なキャラクターともに最初から最後まで手放しで楽しめる最高のエンターテイメント作品です。
【感想】※ネタバレ含
冒頭の時計の並ぶシーンがとても印象的。そこからのオープニング曲で何が始まるのかワクワクする。
アメ車がタイムマシンという設定がとてもユニークで親しみ易い。日本のユニバーサルスタジオにバックトウザフューチャーのアトラクションがあったとき、ブース入口にデロリアンが置いてあり、人気の撮影スポットだった。
マーティは変わり者のドクと友人だが、マーティ自身もどこかはみ出しものな面があり、似た者同士気が合うのだろうか。彼らの友情はとても微笑ましい。ドクは本当に愛らしいキャラクターで私は彼が大好きだ。
タイムトリップものの面白さとして、その時代にないものを持ち込むというのは大きなポイント。本作でもそれが効果的に使われており、痛快な場面に仕上がっている。
マーティのスケボーによるチェイスや、父親に対してウォークマンを大音量で聴かせる場面は面白い。ラストのジョニー・B.グッドを熱唱するシーンは鳥肌ものだった。
音楽も良いですね。盛り上がりが最高なテーマ曲や往年のロックがふんだんに使われているところが好きです。
思わぬハプニングで両親の運命を変えてしまうが、父ジョージがあの場面で勇気を奮い起こしたことで人生が一変するというストーリーにメッセージ性を感じた。
何度観ても楽しい作品。本当に大好きです。でも、最近の若い子は知らないんだな。紛うことなき名作なので、ぜひ観て欲しい。
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