レッドオクトーバーを追え!
【作品情報】1990年 アメリカ 監督: ジョン・マクティアナン
【あらすじ】
ソビエトの原子力潜水艦レッドオクトーバーが軍港を出航し、突如消息を絶つ。CIAの軍事アナリスト、ジャック・ライアンはレッドオクトーバーの謎の解明にあたり、新型の推進システムを搭載していることを突き止めた。
ソビエト政府はレッドオクト-バーを追跡、撃沈の命を出す。ライアンはレッドオクトーバーを指揮するラミウス艦長がアメリカへの亡命を望んでいるのではないかと推測する。軍の上層部を説き伏せたライアンは付近を航行していたアメリカの原子力潜水艦ダラスへ乗り込み、レッドオクトーバーとの交信を試みる。
ラミウス艦長の真の目的は一体何なのか、アメリアとソビエト、両軍に追われるレッドオクトーバーの運命は。
【見どころ】
ジャック・ライアンが奮闘する姿に思わず惹きつけられる。ライアンの熱意や機転に物事がうまく動いて行く様子は痛快でもある。シナリオも大変秀逸で、ラミウス艦長の目的を予想、潜水艦同士の交信、無事に顔合わせができたと思いきや、また事件と最後まで目が離せない。
潜水艦という閉鎖空間での心理戦が見事。手に汗握る駆け引きが連続し、ラストまで目が離せない。ショーン・コネリーはじめとする名優たちの演技も素晴らしい。
潜水艦のことが分からなくても、作中の会話や描写でどういう状況なのかが上手く説明され、全然ストレスが無い。そして小難しさはなく、突き抜けるほど爽快。最高級のエンターテイメント作品だ。
【感想】※ネタバレ含
この作品は控えめに言って最高ですね。もう20年も前になるのかと驚いています。シナリオがとにかく良くできている。ラミウス艦長を演じたショーン・コネリーはハマり役でした。底抜けに渋く、カッコいい。アメリカ側の潜水艦の乗組員も良いキャラが揃っており、最後のレッドオクトーバーでの共闘の場面はまさに痛快。
本作はダイ・ハードで一世を風靡したジョン・マクティアナン監督の作品。見事なカット割りは健在で、”見せる映像”の演出がとにかく上手い。レッドオクトーバーが海面に急浮上する場面は最高に興奮する。緊張感のある場面が連続でも、アクションの演出が見事。今観ても全く色あせない名作、アクション好きにもミステリ好きにも食わず嫌いをせずにぜひ観て欲しい。
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