人物紹介3 ※本編終了時点

作者の所感など、ネタバレを多分に含みます。

本編読了後に目を通すことをお勧めいたします。


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○主人公


名前:伊藤 一総 (いとう かずさ)

性別:男

年齢:17(8月10日生)

血液:A

体格:180cm/67kg(一年前より成長)

容姿:黒髪黒目 中肉中背 平凡

好き:恋人たち 家族 日常 修練 料理

嫌い:非日常 面倒ごと

通称:異端者-ヘレティック-


公開異能:下位の攻撃魔法 指揮系のスキルおよび魔法 契約系のスキル




<詳細>


>千以上の異世界を救った勇者。

>>それだけではなく、最短三十分で帰還する常軌を逸した記録を持つ。

>>ただし、これらの記録は公になっておらず、事実を知るのは本人を含めたごく僅か。

>>世界第二位の召喚数十回と世界第一位の帰還速度一ヶ月が一般に知られている情報。


>>日々の態度や公開異能の弱さから、日本アヴァロン内部では異端者と蔑まれていた。

>>>それこそ、シングルでも勝てるのでは? と噂されるほど。

>>>これらの差別は真の実力が悟られぬよう、一総自身が意図的に流していたもの。


>>しかし、『世界変革事変』以降は噂の流布を止めている。

>>『始まりの勇者』の蛮行を止めたのに弱者を名乗るのは無理があるのは無論、

>>>今後の生活において実力を隠す方が不便だと感じたためである。


>>結果、現在では普通の『救世主』程度の認識に落ち着いている。


>>ちなみに、千を超える召喚数や空間魔法に関しては、各国の上層部のみに打ち明けた。

>>>その方が色々と都合が良いと判断したのだが、一総の心境の変化の面が大きい。

>>>もちろん、口止めは徹底している。



>世界群の管理者――いわゆる神の座についたが、そこまで熱心に仕事をしていない。

>>理由は、『勇者召喚』に任せておけば、たいていは解決してしまうため。

>>>一応、召喚による死者を減らす細かな調整は手がけている。



>真面目ではあるが、堅すぎない。融通が利いて応用性に富む性格。

>>過去の経験により歪んでいる部分はあるが、根は善人で間違いない。


>>不愛想で口数は少ないけれど、他人を慮れる懐の深さはある。


>>極度の面倒くさがり。

>>>二者択一を迫られた時、「どちらが手間が少ないか」で選ぶほど。

>>>ただし、趣味はその限りではない。

>>>ある意味、効率の良さを求める性格とも言える。



>旧姓は瀬海。

>>かの世界的企業の御曹司だった。

>>>当時の教育により、一総の所作は洗練されている。

>>>機微にも聡く、エスコートも巧みだ。


>>しかし、繰り返される『勇者召喚』によって勘当されてしまう。

>>その経緯があまりにも酷く、彼の心に深い傷をつけた。

>>>家族(や恋人)という深い関係に拒絶感を示すほどに。


>>だが、そのトラウマも、仲間たちと共にすごした末に癒えた。

>>>今では恋人もでき、信頼できる仲間たちに囲まれている。



>正式な『神座』の後継者たる一総は、不滅の存在である。

>>今後も末永く、彼は愛する者たちと共に生きていくだろう。




※作者所感※


本作主人公。

『すべてを持っていたけど、それらを一切合切失った者』というコンセプトを核にデザインしたキャラですね。

キャラ作成は、そんなに時間がかからなかったと思います。私の描く”冷静沈着なカッコいい主人公”をそのまま書き出しただけなので。


ただ、作中での扱いづらさは、メインキャラ筆頭ではありました。

何せ、最強ですから。

事件とか起こしても「一総なら事前に察知するんじゃ?」とか「こうなる前に対処するよなぁ」とか、そういう意見が脳裏をよぎってしまうんですよね。

そのせいで、”こうしたい!”って展開を書けなかったことが多々ありました。

……はい、完全に自業自得です。あらゆる面で完璧なキャラって、本当に難しいんだなと実感しました。


苦労しただけあり、思い入れが深いキャラでもあります。

もし、カッコ良かったと思ってくれる方がいてくれたら嬉しい限りです。











○ヒロイン1


名前:村瀬 蒼生 (むらせ あおい)

性別:女

年齢:18(4月2日生)

血液:AB

体格:145cm 88/55/86(G)(一年前より成長)

容姿:黒長髪(腰くらいまで) 深海を思わせる勝色の瞳

   誰もが美人だと認める美貌

好き:一総 一総の料理(特にオムライス) テレビ観賞 だるま

嫌い:悪者 不正 死

通称:破滅の少女-プラエド-


公開異能:世界を滅ぼす系




<詳細>


>一総の恋人の一人。



>十二年前に召喚されて以来、異世界へ渡り続けていた記憶喪失の少女。

>>異世界で何をしてきたかは全く不明。

>>>どんな異能を持っているかも分からなかった。


>>そんな彼女の正体は、百の世界を滅ぼしてきた破壊者。

>>世界を救うためではなく、滅ぼすために召喚され続けた勇者だった。

>>あまりの凄惨な旅路に心が保てず、記憶を手放してしまったのだ。


>数多の人を葬ってきたゆえに、誰かを殺めることに強い忌避感を覚えてしまう。

>>それは記憶を失った時も同様。


>『心の迷宮』により記憶を取り戻す。

>>その結果、自らの持つ特殊な異能『滅世異能』を自覚。

>>>異能目当てでテロ組織に狙われていると判明する。


>>罪に塗れた過去と一総たちの平穏を壊したこと。

>>>その二つにより強い自責の念を感じた彼女は、自分の手で戦いの幕を下ろそうと決意する。

>>>そして、一総たちを騙して『始まりの勇者』に取り入り、隙を窺った。


>>襲撃こそ失敗に終わってしまったものの、救出にきた一総と和解する。

>>>それから彼の想いを聞き、受け止めた。


>過去の罪に苛まれ、贖罪する日々は変わらない。

>>だが、共に背負おうと言ってくれた彼との生活は幸せに満ちている。



>口数が少なく物静か、そして無表情。

>>容姿と相まって人形のような印象を受ける。

>>>しかし、内面は結構ユーモアに溢れている。

>>>また、少々天然気質なところもある。


>>やや正義感が強く、誰かが虐げられているのを放っておけない。



>趣味は完全にオタク方面へ振り切れている。

>>最近では、コスプレにも興味を持ち始めたとか?



>『世界変革事変』の後、異能を公開したことで、正式に『救世主』の一員となる。

>>他のメンバーとは異なり、普通の学生を続ける。

>>>高校卒業後の進路は、日本本土の大学へ進学予定。




※作者所感※


本作のメイン(?)ヒロインです。


実は、『異端勇者』で一番初めに作成されたキャラです。

というのも、この作品を書こうと思ったキッカケが、『自分勝手な理由で記憶喪失になったヒロインを書きたい』というものでした。

誰かを守るためとか、敵対勢力のせいでとか、そういうポジティブ(?)な記憶喪失を描く作品は多くても、ネガティブな経緯のものは少ないなぁと思ったんですよ。

そこから派生して、トラウマ持ちのヒロインを揃えようという流れになりました。


他の設定は……私の趣味を詰め込んだ感じですね。

無口無表情、ロリ巨乳、黒長髪などなど。性癖のバーゲンセールです。


蒼生は、”一総の日常の象徴”と”一総をトラブルに誘うキッカケ”という二面を意識して書いていました。

常に一総の隣に立つ蒼生は、まさに彼の日常の一部。

しかし同時に、彼女がいなければ、一総は数々の事件に巻き込まれなかったわけです。

一章は言わずもがな。二章も、蒼生がいなければ、早々に真実を振り払っていました。

そうなると、司は証拠を掴めず三章に繋がらない。本土へ出かけないので四章も起きない。

五章と六章だけは巻き込まれたでしょうが、真実という存在がいないので、ミュリエルは一総についていく覚悟を決めていなかったでしょう。

とまぁ、こんな感じで、蒼生は重要な揮発材でした。


今後も、蒼生は一総の隣に寄り添い続けることでしょう。











○ヒロイン2


名前:田中 真実 (たなか まみ)

性別:女

年齢:16(11月11日生)

血液:B

体格:146cm 73/55/75(B)(一年前より成長?)

容姿:栗色ツインテール(尾の長さは背中ほど) 翡翠色の瞳

   黒縁メガネ 愛嬌のある美人

好き:事実 取材 一総

嫌い:嘘 勉強

通称:女王-クイーン(非公式)


公開異能:風の精霊魔法 精霊の護眼




<詳細>


>一総の恋人の一人。



>一総ラブ筆頭。

>>愛のためなら何だってできる、恋の狂戦士バーサーカー

>>>その執念は、本来なら目覚めないはずの『神眼』を会得するほど。

>>本気で、愛情があれば何でもできると信じている。


>彼女の持つ魔眼『真破写覚の眼』は、『神の力の欠片』の影響で発現した力である。

>>情報を捉え、虚実を見破る力がある。

>>>また、空間魔法と合わせることで、【真言】や【神言】といった能力も使える。

>>本来なら普通の魔眼程度の力しか覚醒しないのだが、愛の力で何とかした。



>新聞部に所属しており、記者を目指している。

>>勇者の経験や家族との関係を経て、嘘をとてつもなく嫌う。

>>>また、真相を求めて病まない。



>普段の装いのせいで地味な印象を受けるが、器量はとても良い。

>>メガネは魔眼の力を抑える効果を持っており、戦闘時や能力を使う時以外は外さない。



>記者を目指している割には勉強が疎か。

>>直感で動いてしまうタイプ。

>>>思い立ったら吉日とばかりに、無謀なことでも突っ込んでいく。

>>>その行動力のお陰で一総たちと出会ったのだが、見ている方はハラハラする。


>>恋愛方面でも、その真っすぐさは健在。

>>>どこまでも一総についていくと豪語し、行動でも示している。


>>一総らの中ではムードメーカーとして、なくてはならない存在となっている。




※作者所感※


作中唯一のチョロイン。

一ヶ月未満で惚れてますからね、仕方ない。


全キャラの中で、一番扱いやすい子かもしれません。

彼女がいると、場を動かしやすいんですよね。

七章では彼女がいる体で書いてしまい、何度も書き直していました。


嘘を見破り嘘を嫌うキャラとして、真実は作り上げました。

名前も、そこを強く意識させるものにしました。


真実の能力は、当初から決めていたことではありますが、他はノリと勢いが大半です。

恋の力とか言っておけば、彼女に限っては方程式が成立してしまうんです。

恋の力ってスゲー!


冗談はさておき。

一総と蒼生が消極的キャラだったので、彼女には先陣を切るような役割を果たしてもらいました。

猪突猛進、当たって砕けろ。

真実にピッタリの言葉ですね。


彼女の告白があったからこそ、ミュリエルは覚悟を決めました。

彼女の執念があったからこそ、司はハーレムを志しました。

彼女の情熱があったからこそ、蒼生は諦観を捨てました。

真実もまた、物語を回す重要な一人だったと思います。


エピローグではソロのライターとして駆け出した真実。

今後も、恋の力で突き進んでいってくれることでしょう。











○ヒロイン3


名前:天野 司 (あまの つかさ)

性別:女(元男)

年齢:17(6月15日生)

血液:B

体格:155cm 83/58/83(D)(錬成術ゆえ成長なし)

容姿:ホワイトブロンドのアップテール(背中ほど)

   完璧と言わしめる美貌

好き:研究 自分 一総

嫌い:命の価値を否定すること、者

通称:万世-クリエイション


公開異能:錬成術 比較的一般的な系統の魔法




<詳細>


>一総の恋人の一人。



>一等治癒師の資格を持つ凄腕の錬成師。

>>彼女の腕前は人体を完全に再構築できるほどであり、自分の性別も変えてしまっている。

>>>この事実を知るのは、同じ世界には一総たちしかいない。


>>『連世の門』という錬成術の奥義を会得していて、空間系異能に似た術を行使できる。

>>>空間魔法の習得と『神座』での戦いを経て、『概念へ干渉する』という神の御業に匹敵する技術を手にした。

>>その結果、長年の研究である『自らを不老不死にする』を達成した。



>天野司という人間像は、彼女の抱く”理想の女性”を体現したもの。

>>だからこそ、才色兼備の優等生という評価を周囲から受けている。

>>彼女にとって、このイメージは結構大事なもので、常日頃から気を配っている。


>>ただ、感情が高ぶった時は、口調が男の頃に戻る。

>>>これは、女性らしい過激な語彙を知らないため。



>かつて、自分の命を守るために、最愛の友が命を投げ捨てた。

>>その経緯によって命の価値を重要視しており、友が守り抜いた自らの命を永遠に残したいと考えている。


>>この過去に関して、司は頑なに口を開かない。

>>>誰かに語ることで、その自責が軽くなってしまうと考えているためだ。

>>>彼女が自ら過去を明かすことは、この先もないだろう。



>素の性格は、打算的で理知的。

>>仲間以外へ向ける感情は、だいたい計算尽くである。

>>>その腹黒さは、戦闘スタイルにも表れている。


>>逆に、一度仲間と認められれば、その愛情は深い。

>>>一種の博愛主義なところがあり、仲間内に嫉妬は向けない。



>人生の半分以上を女性としてすごしているので、本人の性自認は女性。

>>ゆえに、一総のことを好きになっても、あまり違和感を覚えなかった。

>>>むしろ、恋をしたこと自体に驚いていたくらいである。


>元から一総へは友愛の感情を抱いていた。

>>だが、自分の過去の一端をさらしたのをキッカケに恋愛感情へ発展した。

>>その恋は焚火にも似ていて、最初こそ淡かったが、今や大火に変貌している。


>一総のハーレムを画策した張本人。


>筋肉および匂いフェチ。



>『世界変革事変』の後は、個人の医院を開業している。

>>高校卒業後は医療研究にも手を出す予定で、多忙なスケジュールが確定している。




※作者所感※


タグにもあるTSヒロインでございます。

Twitterでも呟いたことがありますが、元ネタは空のファンタジーゲーム。


実を言うと、TSネタは出すかどうか悩んでました。結構マニアックな分類ですからね。

ところがどっこい。ふたを開けてみると、TSだと明かす回を投稿した日の閲覧数がドッと増えたんですよね。驚きました。



正直、本編での彼女は影が薄かった気がしなくもないです。

もっと腹黒さを演出できたら良かったんですが、上手い描写が考えつきませんでした。

完全に私の実力不足ですね、申しわけない。


その代わり……と言っては何ですが、閑話ではハッチャケました。

元々、フェチ辺りの変態要素は予定になかったんですが、筆がノリにノった結果です。

後悔はしてません。



司の物語の役割は、主にバランサーでした。

ハーレム発起人だったり、一総へ愛を受け取る覚悟を持たせる発破をかけたり(五章ラスト)。

彼女がいたからこそ、この作品の大円団があったといっても過言ではありません。

司が不在だった場合、一総が真実を受け入れるのは遅れていたし、蒼生は最終章で死んでいたでしょう。



司の過去に関しては、かなーり暗い話なので、過去編という形ではやりません(断言)。

とはいえ、一応設定は考えてあるので、そのうち別の形式で話を作ろうとは思います。

たぶん、司の実母が登場します。いつになるかは未定ですが。



司を深堀りする話は、いずれ書きたいですね。











○ヒロイン4


名前:桐ヶ谷 侑姫 (きりがや ゆき)

性別:女

年齢:18(9月21日生)

血液:A

体格:171cm 88/59/88(E)

容姿:黒ポニテ(尾は肩くらい) 細長い手足 切れ長の瞳

好き:可愛いもの 規律 和食 少女漫画

嫌い:戦闘 不和 命令

通称:剣姫-ヴァルキリー-


公開異能:戦闘系異能全般




<詳細>


>元風紀委員長の女性。そして、桐ヶ谷流道場の一人娘でもある。


>戦闘に関する才覚は一総以上。

>>実際、彼女の戦闘力は”召喚数=強さ”という常識を覆す。

>>>覚えたばかりの空間魔法を、即座に使いこなしていた。

>>>下手な『救世主』では、まず勝てない。



>凛とした雰囲気や姿勢の良さ、刀を主武器とする戦闘スタイルから侍を彷彿とさせる。


>人当たりが良く、面倒見も良い。

>>そのことから、侑姫を慕うファンは多い。

>>>特に女性人気が高く、彼女のファンクラブはシスターズと呼称される。


>>一見は堅物そうだが、実際のところは柔軟な思考も持つ。

>>>必要悪には目をつぶるし、適度な息抜きも良しとする。



>一総とは昔ながらのつき合い。

>>何かにつけて彼を風紀委員に勧誘していた。

>>>しつこかった原因は、彼女の「誰かに頼りたい」という心の弱さが、彼の本当の実力を嗅ぎつけていたため。



>他者には頼り甲斐ある女性を見せているが、前述した通り精神的には未熟。

>>これは家庭環境や勇者召喚の経験によるところが大きい。

>>>助ける側ではなく、助けられる側でいたい。そう心の底から願っている。

>>>そのせいか、王子様系のヒーローが登場する少女漫画を愛読している。


>>だが、異世界でカミラという少年と出会ったことで、侑姫は成長の一歩を踏み出す。

>>>弱い自分を認め、自らが強者だと驕っていた精神を見直した。

>>まだ一歩進んだだけだが、彼女が足踏みする心配はいらないだろう。



>一総へ愛を告白しているが、返事は聞いていない。

>>未熟な現状のままでは、どちらにしろ堕落すると悟っていたため。

>>成長できたと実感した時、改めて返事を聞かせてほしいと約束した。



>『世界変革事変』の後、島内の大学へ進学している。

>>風紀委員時代、誰かを助けたいという気持ちは偽りなかった。

>>その想いを胸に、刑事になろうと勉学に励んでいる。




※作者所感※


私が、もっとも実力不足を感じたヒロイン。

当初の予定だと普通にハーレム入りするはずだったんですが、ヘイトを溜めすぎたかなと思い、四章を終えた後に方針転換しました。

定番の「普段はカッコいいけど、実は可愛い好き」みたいなキャラをイメージしていたんですが、根の脆弱性をプッシュさせすぎましたね。反省です。


今後書く予定の後日談で、いくつか侑姫の成長物語でも書けたら良いなと思います。

彼女の恋が実るかどうかは、読者のご想像にお任せするということで。











○ヒロイン5


名前:ミュリエル・ノウル・カルムスド

性別:女

年齢:17(8月31日生)

血液:AB

体格:166cm 75/58/76(AA)

容姿:銀髪ハーフアップ(腰ほど) 病的な肌の白さ 紅目 全体的に細身

好き:一総 紅茶 バイク(乗り物) 写真観賞

嫌い:頭の固い老人 コーヒー ニンニク


公開異能:霊術 闇の精霊魔法




<詳細>


>一総の恋人の一人。


>カルムスド霊魔国の第二王女。

>>人間ではなく、吸魂魔ソウル・サッカーという不老長寿の種族。

>>身体的には人間と変わらないが、魂の形状は異なるらしい。



>一総の初召喚された世界の住人で、その際に彼を支えた。

>>当時から一総に好意を抱いており、一度は告白を断られている。

>>>だが、想いはあせることなく、十年間ずっと彼を想い続けていた。

>>>そして、一途な想いを胸に、世界を渡ることになる。


>>ただ一方で、過去に一総を救えなかったことへ自責の念を抱えている。

>>>そのせいか、誰よりも彼を幸せにしたいという気持ちが強い。



>国政に携われるほど頭脳明晰。

>>感情に流されることなく、冷静に決断を下せる。


>>王族の血が流れているのはダテではなく、彼女は立派な王の資質を備えている。



>一総の影響もあって、多様な価値観を受け止められる、柔軟な思考の持ち主。

>>大人びた雰囲気を持つが、本質的にはお転婆娘。

>>>動揺すると周りが見えなくなるタイプ。

>>また、好意を真っすぐ伝えられない欠点を持つ。いわゆるツンデレ。



>魄法を習得しているため、不老不死である。

>>自他共に認める霊術の天才。

>>>同時期に魄法を修めたメイド姉妹の数倍は腕前が上。

>>>それこそ、『救世主』相手でも勝利をもぎ取れるほど。


>>魄法を覚える際、闇精霊の女王と魂を合わせている。

>>>それにより、【精霊化】という精霊魔法の奥義を使える。



>趣味の写真観賞は、長年一総と会えなかったのをこじらせた結果。

>>一種のストーカーと化している。


>>一総たちの世界に来てからは、バイクに興味を持ち始める。

>>>そろそろ免許獲得に臨む予定。



>胸の薄さがコンプレックス。

>>指摘すると霊術が飛んでくる。



>ちなみに、『ノウル』は、カルムスド語で『闇』という意味。

>>霊魔国では、ミドルネームに自身の魔法適性をつけるのが通例となっている。



>『世界変革事変』の後は、一総と共に会社を立ち上げた。

>>副社長として、霊魔国でも振るった辣腕を披露する。




※作者所感※


ヒロインの一枠は異世界民にしようと決めていました。

人外となったのは、割とキャラ作りの最後の方でしたね。

「一番最初の勇者召喚が人外の国って、異端者らしい波乱万丈さじゃない?」って発想で決定しました。


実のところ、ミュリエルはツンデレキャラです。

でも、「一度離れ離れになって、後悔の末に覚悟を決めた子が、恥ずかしがって素直になれないかな?」と疑問に思ってしまいまして。

結局、一総へはストレートに想いを伝える、普通の子になってしまいました。

彼女がツンデレを発揮する閑話を、そのうち書く予定です。お楽しみに。


ミュリエルは一総一行のブレインであり、真実と同じく熱血担当です。

普段は冷静に振舞っていますが、根は感情を優先してしまう熱い子です。

でなければ、すべてを捨てて一総についていこうなんて考えません。


ミュリエルが物語冒頭の一総を形成したといっても良いでしょう。

魄法習得後の人間性が不安定になった彼に、人間とは何かを説いたのが彼女ですから。

その辺は、二章でチラッと触れてましたね。

彼女のアドバイスがなければ、一総は外道に落ちていたと思います。


心残りとしては、もう少しミュリエルを活躍させたかったなぁと。

七章はそういう意図もあって同行させたんですが、個人的には不足気味だったように感じます。

どこかで、彼女を主役にした話を書きたいですね。











○サブヒロイン1


名前:ミミ

性別:女

年齢:17(1月30日生)

血液:??

体格:168cm 96/62/96(G)

容姿:金のミディアムショート 赤目 グラマラス

好き:一総 走ること

嫌い:勉強


公開異能:霊術




<詳細>


>一総の使い魔。

>>人間ではなく、淫魔という種族。


>ミミの住んでいた世界では、もはや彼女たち姉妹以外に淫魔は生存していない。

>>つまり、絶滅危惧種。

>>姉妹が死にかけていたところを一総が助け、魂の契約を以って使い魔にした。



>家族として接してくれる一総に心酔しており、心身ともに捧げている。

>>多情な淫魔が一途を掲げるのは、相当想いが強い証明である。



>一総が元の世界に帰ってから十年。ミュリエルの従者としてメイド業に励んていた。

>>そのためか、常にメイド服でいる。



>快活で物怖じしない性格。

>>考えるより体を動かす方が好き。

>>>何ごとも大雑把。


>>意外と料理が上手いし、家事は万能。

>>頭を使う以外の作業は、それなりにこなせる。



>戦闘力は、現地民の枠を逸脱している程度。

>>魄法が使えるので水準は高いが、才能は”普通の天才”止まり。

>>一総たちに敵対する相手が強すぎて、戦闘では足手まといになりがち。

>>>ゆえに、もっぱらサポート役。

>>>それでも、『世界変革事変』では、多くの勇者を倒した。



>使い魔のパスを利用して、しょっちゅう一総の視界を覗き見るている。

>>彼の入浴シーンの転写はお宝らしい。



>現在は、妹と一緒にメイド学校へ通っている。

>>将来的には、一総とミュリエルの秘書に収まるだろう。



>一総の恋人予定ではあるが、今は控えている。

>>種族特性で十八未満で契ると死んでしまうためだ。






○サブヒロイン2


名前:ムム

性別:女

年齢:17(1月30日生)

血液:??

体格:168cm 96/62/96(G)

容姿:金髪シニョン 赤目 グラマラス

好き:一総 プチプチ

嫌い:学習能力のない者 人の話を聞かない者


公開異能:霊術




<詳細>


>一総の使い魔。

>>種族は淫魔。

>>>ミミの双子の妹。


>ミミと同様、一総に絶対の忠誠を誓っている。


>メイドとしての腕は姉以上。

>>頭脳労働も優秀で、ミュリエルの補佐として働くことが多かった。



>性格は、姉と異なり冷静沈着で慎重派。

>>ただ、物怖じしないところは同じ。



>戦闘能力も姉と同等。情報精査や隠密が主。


>現在はメイド学校へ通学中。

>>時折、ミュリエルの補佐を務めている。

>>>将来的には、姉と共に一総とミュリエルの秘書になるだろう。



>姉と一緒で、よく勝手に一総の視界をリンクする。

>>実は姉よりスケベ。




※作者所感※


双子のサブヒロイン。

二人セットで扱うことが多いので、まとめて書いていきます。


実は、五章ギリギリまで設定に迷っていたキャラです。

というのも、草案段階では十三姉妹、物語の途中までは五つ子の予定でした。

しかし、そんなに多くても扱いきれるわけがないと我に返りまして、双子に落ち着きました。

正解でしたね。二人でも、割と四苦八苦しています。


彼女たちの問題は、十年前の勇者召喚にて解決しています。

よって、ヒロインではありますが、『異端勇者』の物語ではサブ扱いでした。


ミミとムムは種族の絶滅回避を目的としているので、十八を超えてから一総は大変ですね。

たぶん、双子をそれぞれ五組くらい生むと思います。十年間で。

まぁ、仮にも世界最強ですし、問題はないでしょう。

むしろ、返り討ちにする気概でないと。











○ライバル(にする予定だった)


名前:師子王 勇気 (ししおう ゆうき)

性別:男

年齢:17

血液:B

体格:178cm/75kg

容姿:茶短髪 イケメン 爽やか好青年

好き:正義 人助け

嫌い:悪事 犯罪行為

通称:勇者-ブレイブ-




<詳細>


>公式上、世界最強の勇者。最多召喚数の十五回という記録を保持している。

>>文武共に優秀で、困っている人を見捨てられないという性格の良さも兼ね備えている。

>>>ただし、「自分の意見は正しく他人もそうあるべき」と思い込んでいる節があり、アウトローには鬱陶しい存在。


>勇者では珍しく、何のトラウマも抱えていない模様。

>>よほど召喚先の巡り合わせが良かったらしい。

>>>まさに、絵物語でも定番の勇者道を突き進んでいたようだ。


>>家族仲も良好で、日本アヴァロン改め日本フトゥルームで共に生活をしている。


>>顔や性格が良く優秀とくれば、女性からの人気は高い。

>>>非公認ファンクラブもあるのだとか。

>>>ただ、当の本人は超鈍感である。


>一総に対して良い感情は抱いていない。

>>ハーレムしかり、やる気のなさしかり。

>>>しかし、多忙を極めているために関わりが少ない。




※作者所感※


一総の対極を描く存在として、当初は作成したキャラです。

ただ、対極すぎて全然関わらないんですよね、この二人。


勇気は自ら面倒ごとに首を突っ込む一方、一総はそういうのは無視していく。

絶対に物語が交差するわけがないんですよ。

もう少し設定を捻る必要がありました。そこは反省点です。


詳細でもあるように、彼は『勇者召喚』で何の瑕疵も負っていません。

通常、勇者はトラウマを抱えて帰ってくるものですが、勇気はめちゃくちゃ巡り合わせが良かったんです。

すべての異世界において、勧善懲悪のような流れでした。

幼い頃から正義側に立ち続けたんだから、当然「自分の意見が正しい!」なんて思いこんでしまうわけです。

ある意味、これも瑕疵なのかな?


作中、侑姫も語っていますが、彼の技術力は低いです。

召喚数に胡座をかいていたパワープレイだけで勝ててしまうのが原因ですね。


裏の世界に潜んでいる真の強者に当たれば瞬殺されてしまうんですが、それらに当たらないのも運が良いためです。

徹底して幸運に恵まれている。主人公補正(?)みたいなものに祝福されています。


作品が違えば、勇気が主人公を務めることもあるんでしょう。











○友人


名前:須藤 秋 (すどう あき)

性別:女

年齢:17(5月20日生)

血液:O

体格:156cm 80/60/82(B)

容姿:黒ショート 愛らしい見た目

好き:雑談 お菓子

嫌い:辛いもの 勉強




<詳細>


>三人娘の一人。


>明快な性格をしており、人当たりも良い。



>他の二人とは、三回目と四回目の集団召喚の際に一緒に行動していた。

>>そのため、他の友人より非常に仲が良い。


>>ちなみに、年齢=恋人のいない年齢。

>>>人が良すぎて、友だち以上の関係になれないのが原因。

>>>本人に自覚はなし。


>最初は、他の面々と同様に一総を遠ざけていた。

>>だが、蒼生たちを通して交流していくうちに、彼のことを見直す。

>>>やや異性として気になっている……?






○友人2


名前:工藤 咲 (くどう さき)

性別:女

年齢:17(8月29日生)

血液:B

体格:160cm 86/60/87(D)

容姿:黒セミロング つり目

好き:甘いもの

嫌い:優柔不断




<詳細>


>三人娘の一人。


>言いたいことはハッキリ言うタイプで、やや意地っ張りな性格。


>他の二人とは、三回目と四回目の集団召喚の際に一緒に行動していた。

>>そのため、他の友人より非常に仲が良い。


>性格が災いし、友人は少なめ。

>>恋人もできた試しがない。


>最初は、他の面々と同様に一総を遠ざけていた。

>>というか、暗い奴だとハッキリ嫌っていた。

>>>だが、蒼生たちを通して交流していくうちに、その認識を改める。

>>>今は、少し異性として気になっている……か?






○友人3


名前:不動 槙 (ふどう まき)

性別:女

年齢:18(4月14日生)

血液:AB

体格:150cm 80/58/81(C)

容姿:茶ショートボブ 柔和

好き:紅茶

嫌い:ブラックコーヒー




<詳細>


>三人娘の一人。


>おっとしめの性格で、争いごとは好まない。


>他の二人とは、三回目と四回目の集団召喚の際に一緒に行動をしていた。

>>そのため、他の友人より非常に仲が良い。


>過去、一度だけ恋人を作ったことはある。

>>が、何もすることなく、彼女が勇者召喚されたことによって自然消滅した。


>最初は、他の面々と同様に一総を遠ざけていた。

>>だが、蒼生たちを通して交流してくうちに、彼の性質を理解していく。

>>>最近、一総に対する意味深な発言が多いが……?




※作者所感※


三人娘もセットで書きます。


実はサブどころかモブキャラの予定でした。

一章の序盤、蒼生の友だち役としてチョロっと出すだけのつもりでした。

それが何故かネームドに。当作品の七不思議です。


でもまぁ、割と気に入っているキャラたちです。

閑話とかに絡めやすいし、日常を代表する面子ですし。


今後投稿予定の閑話で、少し焦点を当てる予定。

特に、槇は立場が激動しそう?


  

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