人付き合い
今までもわかってはいた。しかし、私は圧倒的に人付き合いに向いていないのだと、諦めようと思う気持ちが増している。
そう思うようになった明確なきっかけは確かにあったのだが、どれも小さすぎて、たくさんありすぎて、自分でも把握しきれていない。トドメとなった出来事はつい最近。
人と一緒にいることはとても楽しい。でも多分私は自分で思っている以上に、一人でいることが好きなのだ。一人で鼻歌を歌いながらご飯を食べたり、音楽を聴きながら散歩したり、公園で本を読んだり、絵を描いたり。別に派手なことをするわけではないが、そういうことをすると、とても素直で自由な自分でいられる気がする。
さて、まだ高校生だというのに一人でいることの心地よさを知ってしまった私はこれからどう生きればよいのだろうか?
友人付き合い、恋愛、結婚、エトセトラ。そんなものたちとは無縁の人生を歩むことになるのかもしれない。今付き合っている友達とも、いつまで続くかわからない。私は彼ら彼女らのことがとても好きだけれど、好きだからといって全てが丸く収まることなどなく、むしろ悪化することだってあるはずだ。私は根本的に人のことを信じていないのかもしれない。信じる、という行為はいつだって身勝手で、私はそれがどうも気に食わなくて、いつも心のどこかで疑ってかかってしまう。のかも。
一人で楽しむ。そういう人生もありだな、と思う。でも、ただの一人の高校生がそうほざいたところで子どもの戯言にしか聞こえないから、人生を決めるのはもう少し先で。
生き方は、歩きながら知ってもいい。多分。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます