目が合うこと

目が合う、って自分にとっては結構大事なことだったりする。

ここ二、三ヶ月で急速に仲良くなったように感じる人たちがいる。その人たちとは同じ部活で、それ以前の一年生の間も別に仲は良かった方だと思うけれど、前より心が、もっと言えば魂が近づいたのを感じる。随分大げさな表現だと思うし、そう思っているのは私だけかもという気がしない訳でもない。でも、前よりお互いが近い存在になっているのは確かだ。

目が合うということはそれだけで好意の証だと思う。目が合うなんて現象は、お互いが相手の方を見ていなければ発生しないのだ。目が合うこと、手を振り合うこと、声を出さずとも表情や視線だけで会話が成り立つこと。そういう小さなことが積み重なって「仲良し」はできていると思う。この人たちの話はたくさんあるので、また書こうかな。

そういえば、小中学校の時にやたらと目が合う人がいた。私はその人のことが好きだったからよく見ていた訳だけど、その人は別に私のことが好きではなかった。一度だけ、満面の笑みで微笑みかけられたこともある。後ろに人はいなかったので多分私に対してだったと思う。未だに謎である。……もしかしたら私が彼を見すぎるあまり「なんだこいつ」的な視線を送られていただけなのだろうか。そうならごめん。もう一生会うことはないのだろうけどね。

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