消しゴムとの闘い
私は長年、消しゴムと闘っている。
消しゴムには私にとって難攻不落の壁が三つあった。
一つ目、使っていると、見た目が汚くなる。
二つ目、すぐに折れる。
三つ目、最後まで使えない。
消しゴムを使ったことがある人なら誰でもぶつかる壁ではないだろうか。しかし、私はすでにこの三つのうち二つの壁を攻略している。
一つ目は黒い消しゴムを使うことで。二つ目は「折れない」ことが売りの消しゴムを使うことで。(本当に折れなくて、めちゃくちゃ感動した!)
ただし、残された三つ目の壁は今までの二つとは比べ物にならないほど分厚い壁だった。私はいまだにその壁を攻略できていない。
文房具をはじめとした消耗品には、いつもこの厚い壁がある。マジックペン、鉛筆なども同様である。
どう頑張っても最後まで使えないのだ。
私の机の上には、微妙な大きさの消しゴムが何個も転がっている。
もうこんな犠牲者(消しゴム)を出すのは終わりにしよう!
しかし、だからといって芯を変えることができるシャープペンシルや、ボールペンが良いかと言われれば、それも考えものである。
なぜなら、それらのものは捨て時が分からないからだ。
あっちを立てればこっちが立たず。
帯に短し襷に長し。
まさに、こんな感じだ。
消しゴムと私の闘いは続く。
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