ある日の
ある日のことだ。
学校で友達といつものように話していた。どこから始まったのかは不明だが、アニメや漫画の決めゼリフ(?)を順番にノリノリで言い(叫び)、他の者がその作品を当てる、という第三者目線で見るとくだらないことこの上ない遊びをしていた。
そんなくだらない遊びでも、大人数で真剣にすると次第にヒートアップしていくもので、
「真実はいつも一つ!」
「コナン!コナン!」
「テレレレッテレ〜!どこでもドア〜!」
「ドラえもん〜!」
「それ決め台詞なの?!」
「ぼく、アンパンマン!」
「答え言っちゃってるじゃん…!」
「おまえはもう死んでいる…!」
「北斗!北斗でしょ?!」
「えー、わたし知らなーい」
などなど。
そして次の番の友達が、教室中に聞こえる声で言った。
「てめえらの血はなに味だーーーっ!!」
『いちごミルクかなぁ?』なんて。
前の人に便乗したのだろう、北斗の拳のセリフだ。
しかし、本来のシリアスさは全く持ち合わせておらず、あるのは変態的要素のみである。
どうにもならない空気が、しばらく辺りを流れた。
と、いうある日の妄想。
ちなみに、これを妄想した作者は『北斗の拳』未読である。
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