第18話
撤退したことを把握したのかテレパスが繋がったので一人が状況を伝え、レメンタラーをぶつける様に頼む。
『状況は把握しました。とりあえずメガ・レメンタラーを件の場所に転移させます。火山一帯を一気に冷やさすのを頼みますので、一分以内に結界を展開し、身を護ってください』
了解の意を伝え、皆の力で補強した結界の中に籠もる。
そして一分が経ち、火山は一気に凍り付いた…が、噴火活動は停まらない。マグマを創れるなら土地を普通に凍らせるだけなんて余り関係無いか。だが、不都合ではあるのか、火砕流を発生させ氷を溶かしまくって更に火山噴火活動を活発化させる。
其所に居るだろうメガ・レメンタラーは暗雲を立ち込めさせ、豪雨と雷を大量に発生させた。…疑似的なスーパーセルを意図的に発生させたのだろうか?だが、何かが落ちてるのが此方からでも見えるって事は何かある程度デカい物を落としているのだろう。恐らく雨粒の代わりに大量の氷塊を落としているのだ。
…空間が物凄く冷えていく。マグマが噴火で溢れ出そうとする度に熱を失っていく。
そして暫くして、火山は完全に沈黙した。
…先に地形利用は地形を破壊してしまえば良いはずとは思ったが、…実際にやってしまうとは…水蒸気爆発も高空から遠隔でやってたせいでまともに当たってなかったし…。
ゴリ押しにも程があるな…。
そう言えば落ちてたのは雪と言う線も有るが、威力的には氷塊なのでは無いだろうか?
ってかアレでギガとかテラ扱いじゃ無いのは色々と不穏なのだが…。
実際は水蒸気爆発が連発していたとは言え、マグマに雨が当たった程度で水蒸気爆発が起きるならもっとその現象が有名でも可笑しくない気がする。まあ、多分シンプルに一定以上の熱源に大量の水をぶつけた結果だろうか。
あいつを最初からぶつければ話は済んだんだろうが、これはあくまでも演習なのだから経験を踏ませた方が良いとの判断なのだろう。…なら次元斬でも倒せるかも知れないが、今は関係無いか。
テレパスが繋がる。
『さて、レメンタラー種はあくまでも扱う能力が元素系限定だから、特化した結果がアレだし、他の方面で超えれば良いのだから気落ちしないでよね。要は気にすんなって話よ。じゃあそれじゃね』
そしてテレパスが切れた。
…特化系故の強さ、か。
そう言えばビームは対策されてるから無いのは良いとして、レーザーとかミサイルとか銃とかは来ないな。まあ、銃に限った話で言えば、一種の誇示的な意味も含む演習なのに、不意討ち狙撃や弾幕張るのを前提に運用するのでも無ければ一定以上のスピードに成れる奴には移動だけであっさり対処されそうだし、普通の銃を出しても仕方ない気もするけれど。
むしろ光速で動く技術が確立されてる世界で音速其処らの攻撃を何にだって勝てると誇示する道具として使うのは色々とアレな気がする。つまりは強くは有っても最強では無いと簡単に解ると言う奴だ。
それはともかく、火山を壊して大丈夫だったのだろうか?
で、聞いた所、【回帰】で戦闘開始前の状態に後で戻すそうだ。しかし、回帰か、言葉の説明では、有ることが行われてまた同じ(様な)状態に戻る事…だったらしいが、要は戦争演習開始前にそれを起動して置いて、その状態に戦争演習終了後に戻すと言う事らしい。…要は守りに使うならチートだが、攻めに使うと逆効果な気がする能力だな。
…フレイムチャリオット…かなりの強さだったアレって要は種の中で一番下の奴らしい。…と言うかイフリートを原型とした似た能力の奴の上位者が異常な領域のステータスを実現している為、フレイムチャリオットが進化を続けると似た領域に辿り着く種族なのでは?と言われている。そいつの最低限観測データが七億度の体温とか何それレベルだが、今回は関係無いので除外して考えて良いだろう。
と言うかアレだ。ゲーム的な例えで言えば二回進化したユニットと一回進化したユニットを同列に語り、比較するような物で、比較対象自体が間違ってると言える訳だ。…まあ、レア度の有る奴だと下位の奴がレア度上がったタイミングでも最初から上がった先が下限な奴だって居るだろうけれども。
…こんなにフレイムチャリオットを擁護する理由?要は件の敵の精霊の例が有るから伸び代が高いと思われる奴を警戒してるだけなんですよね
まあそれはさておき、進軍を再開する事に成ったのだが、…実際ヒックズ機構と言うメタが存在するとは言え、互いにそれなりにそれを扱った場合、光速対光速って戦闘も一応不可能では無いんだよな?硬度は変わってないだろうし。
そんな戦闘に割って入る?…今の手札じゃ無理無理。かと言って光系因子は入手には日の光を一定時間以上浴び続けなければ成らない訳で、それって入手出来る場所も限られるし、じゃあ対抗に闇を入手しようとしても、恐らく一定時間以上闇の中に居続けるのが条件だろ?暗視能力が有ればある程度はマシに成るとは思うが、暗視も見るのに少しは光を必要とするから完全な闇の中では使えないらしいから、条件で暗視が使えないレベルの闇を要求されたらそれまでだ。まあ、要は暗視的な完全な暗闇の中でも辺りを把握出来る能力が有ればその能力のレベリングついでに取得してしまえるだろうから手順をちゃんと踏めば不可能と言う程では無いだろう。…なら闇はやってみる価値は有るかな?
先ずは暗視能力の獲得からだな。戦争演習が終わり次第取ってみるか。
…まだ近くに敵は見当たらない。警戒は他の人がしているし少しくらい雑談しても良いだろう。
「すみません。今良いですかね?」
「良いが、一応別の国の奴が聞いてるかも知れない場所何だし、テレパスを使って貰ってから話せ」
「…ですね」
そしてテレパスを繋げて貰い話し出す。
『超速で動く奴がさっき居たじゃ無いですか。アレって光系因子の結果って事で良いんですかね?』
『それで良いはずだ。それがどうした?』
『いえ、光に対抗するのは闇だと思うんですが、闇ってどんな力なんですかね?』
『一言で言えばなにかを欠落させる能力だな。例えば光速に対抗するには相手のスピードを欠落させれば相手のスピードを落とせる。結果として光速を出せなくとも光速を出せる奴と戦える訳だ』
『ふむ。他にも使いようは有るでしょうが、それだけでも十分有用ですね。…闇の因子の試練は一定時間以上一定以上の暗闇に居続ける…で良いんですかね?』
『良いぞ。だが対策無しでやると精神真面目にキツいからな』
『それについては【暗視】でも取ってからやろうと思ってますが、暗視有れば行けますかね?』
『【暗視】の因子は要は薄暗い所に居ると目が慣れて来るアレを明るさに応じて自動変更してくれる能力に成る。だから使ってる時に閃光弾喰らったらやばい暗視の道具とかよりかは高性能に成る。要は辺りの明るさに囚われず幾ら明るかろうが暗かろうが僅かでも光が有るなら常に正常に周りを見てられる能力だから性能はかなりの物だと言える。まあ、砂かけとかの物理的な目潰しには対応していないが、その程度ならゴーグルなりなんなり付けとけば良いだけだしな。…試練は聞いとくか?』
『お願いします』
『要は明るい場所と暗い場所を一定時間づつ連続で見るのを繰り返して目の明るさや暗さへの順応を一定より速く行う事が必要だな。…要は因子で行う事の劣化版を自分で行える必要が有るわけだ』
『結構難しく無いですかね目に結構負担掛かりそうですし』
『だがそれなりの価値は有るぞ』
『ふむ…教えてくれて、ありがとうございます』
『…ぶっちゃけ一部の奴等の強さがインフレし過ぎて対抗する強さが有る奴が増えるのは有難い事だから構わないよ』
『…軍で因子の獲得のサポートが潤沢なのはそれが理由ですか…』
『まあ、そう言うこったな』
『そう言えば、光系因子で光速に成れるとか有っても動体視力が追い付かない気がするんですが』
『光速“に”成る能力では無く光速“も”出せる能力なら能力に動体視力の強化が無くてもやりようは有るぞ。要は動体視力を鍛える為に現在の動体視力で問題なく見れるより少し上の速度で行動し続けて、目をその速度に慣らすのをある程度繰り返せば良いわけだからな』
『成る程。その手がありましたか』
『実際問題として、能力は想定されている範囲が有る。その範囲を超えたらメタの力も普通に突破される。例えば【天候無効】は天候を操り攻撃する攻撃はあくまで天候なのだから無効に出来ても、己の攻撃として天候を操らず、天候の様な形式を取る攻撃は防げない。それはあくまで天候では無く、天候を原型にした天候では無い通常の攻撃に換算されるからだ』
『…成る程。【天候無効】でそれが範囲内なら元素系全部が無意味に成っちゃって名称が正しく無くなっちゃいますもんね…。まあ天候を変化させて…系は自分への効果は封じ込めるって事には成りますけども』
『ヒックズ機構を使い光速に成る場合、質量が零に成らざる獲ないが、硬さは基本的には変わらない。…つまりはガチガチに重装備しても重さに行動を妨げられず、防御力上昇の恩恵のみを受け取る事が出来る。重さが攻撃に宿ってないのは問題だ。と思うかも知れないが、それならインパクトの瞬間に質量を僅かに宿らせ、光速から僅かに速度を落として運動エネルギーを無理矢理宿らせれば良い。そしたら疑似光速の物がぶつかる威力を敵に当てる事が出来る訳だ』
『速さを落とす理由って何ですかね?』
『物体の運動エネルギーは物体の質量と速さを二乗した物に成る。…片方の重さがごく僅かだろうが、速さが突出し過ぎてる訳だから、それなりの威力は出るはずだ。…細かい計算式は詳しくは知らないから突っ込まれても回答のしようは無いがな』
『ふむ』
『さて、これくらいで良いだろう。話は此処で終わりだ』
『…解りました…ありがとうございました』
聞くのは止めた事に対して一つ疑問が有る。…両方がヒックズ機構を使った光速対光速と成ると、攻撃を片方だけが当てようとしても普通に逃げられてしまうのだし、威力を籠めようとすればするだけ遅くなるって事だから、相手が避け一辺倒にすれば攻撃が当たりようも無いって事だ。…つまり他の方式の光速化を出された場合には回避しかまともにやれない可能性が有ると言う事に成る。…運動エネルギー以外での攻撃手段が無いと厳しい訳だ。…レーザーやビーム的なのは行けるだろうか?…運動エネルギーがそれに含まれてるかどうかなんて流石に知らないから何とも言えないな…。
まあ相手が光速付近の速さに成れるのでも無ければ多少質量を持たせて遅くしても相手からは基本的には速さは誤差の範囲では有るし、光速になれる手段が提示されてないのに光速以上に成れるとか言われても眉唾物では有るので、色々とアレでは有る。基本法則が違うから出来ますとか言うなら考慮に値しない訳だしね。だって要はその場合他の法則の世界に行ったらやれません。って事だし、同じ尺度で考えるのも馬鹿らしいからな。
まあならば法則を無視すれば、とは思うが、それをやればパソコン的な世界に取ってみればバグ扱いで、それをやった瞬間に世界の修正力なり何なりにぶつけさせられる気がする。ならそれをねじ伏せれば良いと思いがちだろうが、世界の中身の一つが欲しい時に世界ごと壊す様な意味が有るのか?と言う問題が有る。…まあつまり他の世界への侵攻でその世界の法則を無視しては元も子もない訳だ。だって軍単位でそれを何の策も無しにやると大量のバグを起こすウイルスをパソコンに流し込んだみたいな物なのだから、そこで獲たかった物も一緒に壊れてしまいかねないのだ。
要約すると、何の対策もし無いなら相手側世界のキャパが低い内は世界の中身が目的の侵攻は現実的では無いって事だ。
…まあ対策は…。
すると辺りに水も無いのに大津波が発生した。
特殊な効果は無かった様で結界で普通に凌ぐ。
…敵が来たか。考えるのは此処までにしよう。
すると更に地震が発生した。
【剛体化】で空間を固め、揺れを抑え込む。
すると今度は地面がいきなり盛り上がって来た。何かが地下から来るのか?とりあえず移動を…。
する前に気付いたら足場の地面毎空中に投げ飛ばされていた。…地面の中にに岩盤が有ったらしくそれを持ち上げられた様だ。
とりあえず地面に留まったらまた似た事に成るので、各々が様々な能力で空中に留まり何とか受け身を取る。
…さて、岩盤の下から出て来たのは…?ポセイドン、か。…かなり神としては上位存在とされるが、原典の神話には女を馬に変化させて身動きが取れなくならせて獣姦したと言う話が有るらしい。…創造主が思想がマシと言われる理由は他の神の方がもっとやばいと言うだけな様だ。
イメージ的には海の神様的なイメージが有るポセイドンだが、大地の方を操る能力も一応持ってるらしい。
拳には【粉砕】の因子紛いの力を有し、まともに殴られたら普通に死亡コースだ。
…それと、地下にはマグマが有ったはずだが、大地を操る力で押し退けて来た様だ。…さて、近接戦闘は避けつつ水系と土系は操り返されるから禁止、と、どう料理してやろうか。
…次元斬の人を要請すれば余裕だろって?
次元とは世界の構造を意味する場合も有り、それを斬れる力だと成っては居るが…斬撃自体は要は斬れる対象が増えただけの斬撃に過ぎないので、一定以上のエネルギーを相手側が宿していた場合等の斬れないパターンがある程度存在するらしい。…次元は世界では無く世界の構造と言うのがポイントで、中身を斬りたい時にそれが入ってる容器を斬れる力を持ち出す様な物なのだから、そうなるのも仕方ないのだが。
さて次元斬についてはそれくらいにして、他の人がしている攻撃に参加する。
…氷は大丈夫…だよな?操られるかどうか試してみるか。
そして氷系因子でデカい氷剣を創り、【回転】で高速でぶち当て様とするが拳で迎撃され氷剣が粉砕される。
…よし。氷系は制御範囲外か。それなら…。
ってうおい。嵐を発生させやがった。
…それが出来るなら後方から嵐連打で良くね?
なら近場にしか発生させれないから前線に出て来ざる得ないとかか?
なら距離を一気に取れば逃げられるが…。出来れば倒して置きたい。
だが、対処を結界に常に頼るのは悪手だ。近付かれたら普通に結界をぶち破られる。
結果としてこの嵐は結界は無しで対処し無ければなら無い。
…近接戦闘禁止の相手に一カ所に留まる様な応手は近接戦闘される原因に成りかねない訳だしね。
だが雨で視界が悪いし、風で動きも阻害される。…これなら結界使った方がマシか?
さて、どうするか…。
そう言えば移動式の結界が有るんだったが、それは今は無理だ。皆が居る位置がばらけすぎて居る。
…それに一カ所に纏まるのも問題か。
嵐の風を耐える為に一カ所に己を固定する。…は一時的になら行けるか。やろう。一個だけだと拳で普通に対処されるよな。なら数で押そう。
そして他の人が攻撃してるのに合わせて幾つもの氷剣を創り【回転】でぶつけまくる。…そしてついにポセイドンに直撃させた。…のだが、擦り抜けやがった。ウィンディーネ的に体が水で出来てるパターンな様だ。…だが炎は嵐のせいでだいぶ減衰される状態だし、多少炎で水を蒸発させても嵐で水も補充されていく。
…あはは。これは洒落に成らんな…。
…退避しつつ現実逃避気味に少し考える。倒すと面倒な事に成るパターンや、倒すより倒さない方が倒そうとする側の利益を期待出来るパターンを最初に提示する事が出来た場合はレベリング素材として使い潰される可能性は減る。…まあ実際その価値の根幹を奪おうとする奴は出るだろうが、それを奪わないと手に入れられない程度の奴が大半だろうから、対処に必要な要求値的な意味ではだいぶマシだ。
で、有るならば…強くなるまでの経験値と時間稼ぎには都合が良いかな。弱いままで居て強すぎる奴に気紛れで襲撃されたら勝ち目が無いが、ある程度弱い奴等を敵として大量に処理出来たら力もそれ相応に付くはずだ。
…って地面が更に勢い良く隆起を始めた。やば、一部の奴が地面が隆起して槍の様な物に突き刺されそうに成ってたので【剛体化】でサポートする。
…やっぱり地面には暫くは居れないな。
地割れを創るとかも確か聞いた事が有るけど、…体が水化してるって話は無かった様な?…まあ良いか。
…ん?…いや、良くないな。冷気当てて氷結させたらワンチャン有るって事じゃ無いか。氷も動かせる力を持ってたらそのまま動かれるだけだけど、氷を操り返して来なかったし、その力は持っては居ないと見て良いはずだ。
なのでテレパスを使う人が居る方向へと無理矢理向かう。声に出したら先に逃げられかねないのだし。
そして攻撃を幾つか凌ぎつつその人の近くに行き皆にテレパスを繋ぐ様に要請し、皆にポセイドンを冷気で凍らせたら行けるだろうと言う事を伝える。
さあ、此処からだ。
位置を移動しつつ様々な水流やら土を槍化させて突き出て来るやら有るが、何とか凌ぐ。近付かれそうに成った奴は結界を張り暴風等から守られた状態になりその上で距離を少しでも稼ぐ。
大津波を幾度かやって来たが、上空へと逃げる事で回避する。
…さて、位置取りは整った。
そしてテレパスの人の合図で皆が一斉に冷気をポセイドンへとぶつけた。
…そのまま凍るかと思われたポセイドンだが、…何と、自分を構成していた氷に成った水を自分で攻撃し、粉々にして己の後の水で溶かしてきたのだ。…ふむ。どうやらポセイドンを構成する水にはある程度の熱が含まれていた様だ。まあ、生体電気をある程度含むならそれも当たり前か。
だが、これで終わりでは無い。自分は【拡張】を残って居る氷へと使い、氷の範囲を拡張し、無理矢理ポセイドンの体を高速で氷結させていく。条件さえ整えてやれば常温の氷も創れなくは無いと聞くし、ゴリ押しで何とか氷結させ尽くす事に成功した。
…よし。…叫びたく成るのを抑えてガッツポーズを取る。やっとまともに勝てたよ…。
テレパスで一人が叫ぶ。
『馬鹿野郎っ。まだだっ。回復してやがるっ』
ポセイドンを再び見る。
…嵐で水が追加で供給され続けているので、それを元手にまた動き出しやがったのだ。
そして嵐の激しさが更に増した。回復力を増幅させる為にだろう。そして辺りには水が溢れた。
…これが全部HP扱い?笑えない。
すると此方の一人がポセイドンを結界へと閉じ込めた。…ふむ。そうする事で連携を崩したのだ。
…するとポセイドンは粉々に崩れ落ちた。…此方はまだ攻撃を加えていない。…これは倒したと言うより、水が辺りに満ちた段階で其所に居るふりをしながら水の中を伝い逃げられた…と言う感じか。で、遠隔で操ってたのが防がれた為に崩れた、と。
…勝ちは勝ちだが、止めを刺し損なってしまった訳だ。
一先ず辺りの水を氷に変えておくとするか…。
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