応援コメント

第六幕 021話 禊萩の誓い_2」への応援コメント

  •  まさかアルビスタ大公と、その部下たちの健闘が見られるとは。
     戦闘シーンが以前より詳しく描写されていて、大公はちゃんと有能だったというのが伝わってきました。
     それに化け物の、うじゃうじゃとした人の手足があることを生かした戦い方はいやらしくて良いですね。
     地面から生えてくるなんて気味が悪いし、夜だからホラー感が増し増しです……。

     助けた清廊族たちに対するメメトハの言動だったり、北からやってきた長老やリィラたちの心情など、よりいろんな機微が分かるような描写が増えていて嬉しいです。
     幼い頃からともにいたリィラが、少し見ない間にずいぶんと成長しているメメトハに対してすこし寂しく思ってしまう気持ち……。なんとも良いですね。

     人間が自分たちと似た姿形だから躊躇しそうだけど、長老たちは毅然とした態度でいたという描写、好きです。
     考えてみれば、虐げられた者たちと違ってはじめて人間を見る者たちの中には戸惑う者もいますよね。
     つい人間憎しで読んでいて、そういう者たちがいるかもしれないということが頭から抜けていました。

     あとカチナがカルレドにイラッときている様子がより顕著になっていてちょっと笑ってしまいました。
     オルガーラは鍛えられた過去もあってか、カチナに対して苦手意識がある感じですね。こんな状況でなければ小言の一つや二つもらっていたのでは、なんて想像してしまいます。


    【誤字】
     伸ばしていた手足に気を取られていたが、本体が迫っていた。目の雨に。
    『目の雨』→『目の前』

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    また誤字でした。いつもすみません。

    アルビスタ大公と禊萩の方々は、条件が良ければ化け物に勝てるだけの力があったと表したかったんです。
    実は倒してもそこで終わりじゃないですけど。

    異国の地で夜中に見たこともない化け物に襲われる動揺と、夜中だったから視野も悪かったこと。悪条件が重なりました。強行軍の疲れもあったかな。

    リィラの心情など加筆修正しながらやっています。
    急ぎ足にならないよう、でもダラダラ長引かせないように気をつけてみます。