第498話 これこそ投げ売り
今回はKindle本の話。
正確にはKindle本に限らないようですが、川原礫さんの「ソードアート・オンライン」シリーズと、上遠野浩平さんの「ブギーポップ」シリーズの電子書籍に異常と言ってもいいセールが来てます。半額は当たり前で、一部は百円という、驚くべき安さ。僕はおおよそ全部、揃えました。いつ読むかは謎だけど、ありがたい。
文章を書く上で、「ブギーポップ」は解釈が難しいんですが、「ソードアート・オンライン」はかなり勉強になります。キャラクター造形もいいんですが、それよりもVRMMOの世界観構築はこの作品を読むか読まないかで、だいぶ変わります。ちなみに僕の中では本編はどんどんSFになりますが、「ソードアート・オンライン プログレッシブ」は明らかにゲーム世界の構築のお手本なので、是非みなさん、読んでください。
それにしても、Kindle本が百円で売られる時代とは、恐れ入った。ブックオフとかで百円で買うのと同じだし、しかも電子書籍は場所を取らないし、色々と都合がいい。
こうなると、小説作品を紙の本として手元に置いておきたいか、中身を読みたいだけで物体としてはいらないか、という思想が問題になる。
僕は現時点で紙の本である程度揃えている作品は紙の本で買い続けよう、と思ってます。具体的には、宮内悠介さんの作品とか、東野圭吾さんの「マスカレード」シリーズとか、その辺りが浮かびます。「ガリレオ」シリーズも紙かな。一方で米澤穂信さんの単発作品は電子版で良いかな、という気持ちです。まだまだ電子書籍で揃える本は少ないですが、何年もかけて自然と切り替わっていくことになる予定です。
あとは、海外小説は電子書籍で買っていくでしょうね。例外は「刑事ショーン・ダフィ」シリーズくらいでしょう。海外小説に関して言えば、電子書籍のセールの時に半額で買った方が紙の本を中古で買うより遥かに安い。古本で文庫が百円で売られる可能性もあるけど、かなり待たないといけないし、そもそも海外小説はなかなか中古が出ないイメージです。
そんなわけで、今月中にハヤカワ文庫のセールが来るので、さらに海外小説を押さえていくことになります。今年はあまりSFに走らず、エンタメとかミステリとかを押さえる予定で既に見当をつけてます。ここのところ、面白そうなミステリが何冊かあって、早く手に入れて読みたいです。楽しみー!
忘れてはいけないのは、劉慈欣の「三体」ですが、これは今年は文庫になったものの、さすがに半額のセールの対象にはならないはずなので、来年に押さえることになります。これはこれで楽しみ!
そんな具合で、みなさん、電子書籍に否定的でも、試しに一冊買って、読んでみてください。百円なら何があっても元が取れると思いませんか?
2024/6/9
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