第493話 ぶっちぎりのアイドル最前線(個人的な)
今回はアイドルの話。
アイドルイベントに参加した結果、おかしなスイッチが入って、あまり有名ではないアイドルの曲を聞きまくってます。
まずは、ミームトーキョー。イベントで生で見てからすぐにCDを買ったのですが、めちゃくちゃ良いですね。ひたすら鬼リピしている。今まで考えたことがなかったのですが、例えば48グループとか坂道とかのイメージみたいなものが、イコール正統派、王道みたいな気がしてましたが、そんなことはないんですよね。それは小説においてライトノベルがどこかサブカル的に見える感覚と近い。アイドルと一口に言っても、本当にいろんな表現があるし、まったく違うものが「アイドル」とまとめられていることがあるとわかったのは、ミームトーキョーの力でした。
次に聞いているのは、高嶺のなでしこ、です。こちらはCDが買えていないので、YouTubeでひたすら聞いている。「美しく生きろ」はかなり強強な名曲です。歌詞がめちゃくちゃ響く。おじさんの共感なぞ求めていないかもしれないけど、めちゃくちゃ響いてしまう。このグループはこれからが非常に楽しみ。そう、「可愛くてごめん」をカバーしてるのですが、これはこれで良い。MVも可愛い。早くアルバムを出してくれ、と念じています。「初恋のひと。」も名曲。
Devil ANTHEM.も聞いているし、かすみ草とステラも聞いていて、つまり最近はアイドルの曲ばっかり聞いている。もうかれこれ数年の間、アイドルにのめり込んでいたけど、いよいよ第二段階に入ったな、と勝手に思っている。もし東京に住んでたらイベントに行きまくってどんどん掘り進めるのにな、と思ったりもする。
ちょっと脱線するけど、大昔にDragon Ashだったと思うけど、アイドル全盛のシーン、と当時の音楽業界を表現していたのを覚えている。シーンと呼ばれるそれが、今の僕の中ではちょっと違う解釈ができる。音楽は、というか、文化はまず誰かに、あるいは社会に認識されないと、存在しないも同然になる。だからマイナーなアイドルが星の数ほどいるように、今もロックバンドやラッパーが星の数ほどいるはずで、しかし、シーン、つまりもっとも人が注目する場所からロックバンドやラッパーは外れてしまっていると思われている。これがもし、バンドブームの最中で、アイドル氷河期の最中なら、立場は全く逆転してしまう。消費の現場はとにかく注目されることが必要で、それはもしかしたら突き詰めたら機械的な形になるのかもな、と思うと寂しいけれど、しかしみんな、日常的にそうしたらされたりしてるのかな……。
ともかく、アイドルは面白い。深みにハマればハマるほど、面白くなる。
2024/4/6
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