第471話 トンチキ創作術(物理編)
今回はふと気づいた自分のこと。の前編。
僕が筆が速いかどうか、となると、あまり早い方ではありません。というのも、年中、休みなく書いているわけではありません。日記以外書かない日がままあります。なので、まだ余地があるわけで、速いというほど速くはないかな、というところです。
創作において公募などでは時間に追われるのが普通ですが、そもそもからして、チラチラと入ってくる情報を見ると、僕は比較的、まとめて書けるとは言える。一時間で五千字くらい書けるので、一日に二時間を用意できれば、一万字になる。これを十日とか半月とか、二十日くらいぶっ続けでやって、十万字から二十万字程度が出来るわけです。
まとめて書ける、というところが分かりづらいですが、一つは物理的な要素で、つまり、書こうと決めたらタイピングし続ける、ということです。
そもそもからして僕が書かないときに何をしているかといえば、暇さえあれば何を書くか、その作品ではどんな場面があるか、どんな登場人物がいるか、などなどを考えている。これはプロットではなくて、空想です。で、書こうと思った時には、その頭の中の場面をどんどん文章に置き換えていくことになります。
なので、先に映像的に出来上がっていれば、あとは言葉選びとタイピングの速度が重要なわけで、タイピングしながら考えることはあまりない。事前に十分に、必要な分、考えてあるからです。
僕はあまり他の人のタイピングの技能をチェックする場面もないですが、僕は両手から三本ずつ、合わせて六本くらいで変則的にキーボードを打ってます。最初に誰かから習えば良かったのですが、そんな環境でもなく、ただひたすら、十年、十五年とキーボードを触り続けて、自己流がかなり馴染みましたね。なので、これを崩して十本指でタイプすれば、あるいはもう少し高速化できる。馴染むかは謎ですが。これもすぐには馴染まないはずですが、森博嗣さんの説を借りると、ローマ字入力ではなく、日本語入力に切り替えれば、やはり理屈の上では高速化できる。まぁ、今は自己流でキーボードを見ずに自然に打てるので、そのままでしょう。
これも物理ですが、僕は今のパソコンを七年くらい使ってますが、当時、MacBookに搭載された新機構だったバタフライ構造みたいなキーボードは革新的だった。めちゃくちゃ打ちやすくて、最高の感触でした。キーボードを選ぶだけでタイプ速度は上がりそうです。
というわけで、物理的な速度で、書く速度を上げることはできます。
2023/10/2
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