第461話 電撃文庫の電子書籍フェアにウズウズ

 今回も電子書籍の話。

 電撃文庫が三十周年記念でめちゃくちゃなセールをしていて、電子書籍め一部作品の第一巻が30円です。信じられませんが、30円です。僕は「86」に興味を引かれながら、まだ動いてません。続刊は300円のセールになっていて、まぁ、安いようで、大きくは買えないかな、という気持ちでいます。とりあえず「ソードアート・オンライン」の手元にない奴のセールをひたすら待ってます。

 それにしても、こうなると電子書籍ってどこでどんな風に利益が出ているのか、かなり謎だ。何年も前ですが、「進撃の巨人」が28巻くらいまで、無料で配布されました。これは売るためというよりは、宣伝でもあっただろうけど、当時の段階でかなり周知されていて、無料にするのは流石に大胆だったと思われる。

 電撃文庫のフェアに関しては、第一巻を30円で赤字でも売って、その結果、続刊を買ってもらうことで黒字にするんだろうけど、30円は実際、赤字だろうか、黒字だろうか。面白いことに電子書籍は資材がほとんど必要ないし、人件費もほとんどないと思われる。印刷も運送も必要ないし、書店で売った時に生じる必要経費も生じない。しかしさすがに30円は配信している企業の取り分だろうな、と思うけど。

 話を先は進めて、前に書いた通り、このセールの前に謎のセールがあり、「ウィザーズ・ブレイン」の新しい二冊がいきなり半額になったり、「ソードアート・オンライン プログレッシブ」が四割引程度になる、変な時間帯が数日、発生していた。これが何のためのセールだったか、想像もつかない。「ウィザーズ・ブレイン」は最終巻が出る前の呼び込みかもしれないけど、「SAOP」はまったくの謎。新刊が出るようでないし、映像化されるようでもない。なんなんだろう?

 ここまで書いた通りに電子書籍の値段はかなり柔軟に設定できるので、何らかの意味というか、意図はあったと思われるけど、なんだったのだろうか、と困惑しかない。この、買っている側に意図が通じない売り方というのも、珍しい気がする。ここまで来ると値段が柔軟というよりは、自由気まま、というべきかもしれない。

 去年のことでしたが、宮内悠介さんの出たばかりの新刊が500円くらいで売られてる時があって、買おうと思ってたら1500円くらいに戻っていて、ははぁん、入力ミスだったな、と気づきましたが、あれは惜しかった。

 と言うわけで、ここ数日、暇さえあれば電子書籍の値段を確認してます。「魔法科高校の劣等生」とかも読みたいし、良い具合に割引されてるけど、さすがに30巻を買ったり読んだりする気力が湧かないので見送ってます。「ガンゲイル・オンライン」なんかも欲しいけど、今はまだ回避です。まずは「SAO」を押さえよう、という強い気持ちは、今回ばかりは揺らぎません。



2023/8/25

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