第458話 さぞや儲かってるんだろうなぁ
今回はKindle本の話。
三枝零一さんの「ウィザーズ・ブレイン」のファンなんですが、紙で既刊は全部、揃ってるのですが、諸事情で手元にないので、Kindle本でも買い直してます。で、最近に発売されたエピソードⅨの中巻と下巻は、あまりに発売から間がないのでKindle本はセールにならないだろうな、と思っていたところ、お盆休みに謎のセールで半額になりました。それはちゃんと押さえて、僕としては後は見物だったのですが、翌日になってみるとエピソードⅨは定価に戻り、既刊の後半半分が半額になる、謎の値引きの仕方が出現しました。これって本来的には第一巻から値引きしていって、芋蔓式に買わせるべきだと思うけど、Amazonは何を考えたんだろう。
他には、川原礫さんの「ソードアート・オンライン」が本編ではなく、「プログレッシブ」が半額になっていて、だいぶヤキモキした。本編が是非欲しいけど、待機ですね。上遠野浩平さんの「ブギーポップ」シリーズも焦ったい値引きの仕方。僕はAmazonに振り回されてます。
そんなこんなで、前に少し触れた「さなコン3」と略されているコンテストで、幸運にも二次を通過したので、山口優さんの「星霊の艦隊」をKindle本で自分へのご褒美として買いました。謎の値引きもきてましたし、たまたま近場の書店の棚にあったのを見たら、どうやら全三巻らしい、と分かったのでハードルが低くなり、無事にクリアできました。それでもだいぶ、値が張りましたね。あと、紙の本だとカバーイラストが表表紙と裏表紙で一枚になっているようだったので、その点は電子で買ってしまったのがやや悔やまれる。まぁ、文句を言わずに近いうちに読もう。
あまり個人的な経済状態を書いても仕方ありませんが、かなりカツカツで、しかしWBとSAOのお金は事前に用意できていたので、「星霊の艦隊」だけが今回の負担でした。今年度中には健全化して、ふとした時には電子書籍をポンと買えるようになりたいですね。出来ればカクヨムのリワードで五百円ずつ、小刻みにアマギフを手に入れたい。これはかなりハードル高いですが。そのためにも何かを書かなくては。とにかく色々と努力です。
それにしても電子書籍ほど不思議な商売はない。音楽も近いけど、音楽は動画配信サイトとかラジオやテレビでコンテンツそのものをある程度、把握できるのに対して、本は、その存在どころか、タイトルその他を知る場所が限られる。つまり、本屋に行って認識する、に代わる手段がまだほとんどない。雑誌と一部のネット書評もまだ弱い。SNSも弱い。これからは出版社も書店に変わるある種の「カタログ」、もしくは「展示場」を用意するんだろうな。もっともしばらくは何もせずとも既刊の電子版が売れてウハウハでしょう。やがて問題は新刊書が売れるかどうかになるのでは。
2023/8/15
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