第422話 そこも「物価」に含まれるのか
今回は「物価」の話。間違ってもお笑い芸人が着ているらしい服のブランドの話ではありません。
なんだかんだで大型連休でのブックオフのセールを利用しました。一番の収穫は「史上最大の作戦」が手に入ったことです。600円でしたね。
なんというか、僕の中のブックオフの価格帯のイメージは350円か100円なんですが、もう350円の本なんてほとんどなかった。400円とか、500円とか、海外小説の文庫だと1000円なんてのもある。これはもはや中古の本の価格帯とは言い難い。
少し前に触れた気がしますが、三枝零一さんの「ウィザーズ・ブレイン」というライトノベルの続きが唐突に刊行されたのですが、これがあまりにも前の巻との間が空きすぎていて、既刊を読むには電子書籍しか手段がなさそう、思っていたら、編集部が既刊を全部、重版するという手段に出た。出たのですが、ちゃんと値上げして重版した。僕の記憶の中では、そっくりそのまま重版して値上げした例がなくて、やや驚きましたが、当然と言えば当然です。
紙の本の値段が上がる理由って、あまり思い浮かばないというか、単純な「紙」の価格くらいしか影響しない気がしますが、そこは出版社の社員もいれば、書店員もいるわけで、やはり値上げしないと生活が成り立たないのでしょう。同じようにブックオフの社員も、値上げしないと生活できない。ただ、ブックオフの商売の仕方で値上げというのは、なんというか、理解が得られるかは怪しい気もする。転売して儲けているだけ、という指摘に、さて、ブックオフの人はどう答えるだろう。本を本当に欲しい人に届けている、という姿勢だろうか。それは確かに重要ではある。あるけど、出版社や書店の人からしたら、新品を買って欲しいだろうな。
ともかく、久しぶりに行った店舗だったけど、それなりに収穫があったのは助かった。前の記事にも買いたアプリ内でのポイントも無事に使えました。意外に便利ですね。次の機会はおそらくお盆休みですが、さて、タイミングが合うだろうか。ここのところ、本を買い過ぎてしまって、まったく読めていないので、少しセーブしないといけない。去年に買ったKindle本も手付かずです。ちなみに「進撃の巨人」は紙の本で全てが揃ったので、今年中にはKindleの端末の容量を確保して、新しく本を入れることになります。というか、今年中にはそこに辿り着きたい。まずは紙の本を読まねば……。
全くの余談ですが、今は高い中古の本も何年か待てば100円になるわけで、そういう持久戦も選択肢かな、と思ったりした。しかし、完全に時代からは取り残されるだろうなぁ。
2023/5/6
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