第407話 恥ずかしい
今回は公募の結果を見て感じたことについて。
第28回スニーカー大賞の結果が発表されまして、なんというか、自分のやっていることが恥ずかしくなった。
適当に、これでいいだろうみたいな、形だけで投稿している自分が恥ずかしい。
もっと真剣に、何が面白いのか、誰が面白がってくれるのか、これを考えないといけない。
自分が楽しい、という価値観は確かに重要ではありますけど、読者がいることですから、読者の存在を第一に考えないといけない。
あと、設定に関して、妥協してはいけないな、とも思った。まとめやすい、管理しやすい設定を選びがちだけど、飛躍しすぎるくらいの設定を乗りこなしていくのが、必要なのでは。
とにかくこの妥協、安全策が一番良くない。誰も扱えないようなものをなんとかするくらいの気概が必要なのでは。
と言いつつ、実は今、次のスニーカー大賞用の長編を作っていて、あまり良くないな、と思っている。もっと練り込めるし、作り込める。濃密にできる。それをしないのが、安全さ、を求めてしまっているからかもしれない。
もちろん、必死に設定を作り込んで、頭の中をそれで満たして、完璧に自分のものにすれば、突飛な要素でさえ安全に扱えるのですが、そこに辿り着くのはかなり難しい。難しいし、何より時間がかかる。効率を求めてしまうことも、やはり良くない。
つまり、僕は全部の要素に関して、至らない、ということです。
そろそろ電撃大賞の締切もありますが、カクヨムを使い始めてから、気合の入り方が変わったと思う。紙で投稿していた時は、もっと必死だった。締切をもっと強く意識したし、切羽詰まっていた。今の簡単に投稿できる状況が、おかしな方向に作用したような気がする。これは悔しい。弱くなったなと思う。もっとギラギラしなければいけませんね、これは。
とりあえず今、書いているものが終わったら、また何か、新しいテーマを探しましょう。アイディアはいくつかあって、放置されているけれど、これをよく突き詰めて、磨いていくのもありかもしれない。
っていうか、今になってみると、カクヨムでの活動は忙しすぎるな。昔は一年に長編二本か三本と短編をいくつか作るだけだったのが、今でははるかに多く書いている。そんなところに力の傾け方がうまくいかないと理由もあるのかもなぁ。
何にせよ、頑張ってまた書いていきましょう。
2023/4/7
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