第356話 勉強必須
今回はまたも大爆死の話。
第28回スニーカー大賞後期の一次の発表がありまして、落選でした。自分の中では何故かPVが他より多かったので、うまく行ったかと思ったらダメでした。
やはり勉強しないとダメですね。それも新しい何かを探さないといけない。古典的な、懐古主義的な感じは良くないのでは。新しい要素を探す必要をひしひしと感じた。いや、なんか、落選するたびに色んなことを感じてますが、作品には活かせないのが歯がゆい。
最近、なんとなく安全というか、容易な方向に流れてしまっていて、挑戦的ではなくなっている。やっぱりネット小説の一番濃い辺りを彷徨わないとダメなのかなぁ、と思ったりし始めた。
ネット小説にこそ新しい何かが出現するとしたら、それはそれで恐ろしい気もする。無料で提供されるものがメインストリームになるって、どんな世界だろう。僕の朧気な記憶からすれば、百万冊売れる本というのは滅多にないわけだけど、例えばCDは一時期、百万枚、ミリオンセラーが結構、出ていた。で、最近はどうかと言えば、もはや出ない。そして誰もそれに違和感を覚えず、音楽番組でも、動画配信サイトで一億回再生されてます、みたいな表現を使う。いやいや、一億回でも、それはほぼ無料で聞かれてるわけですよね、と僕は思ってしまう。でも、もはや音楽のトレンドはネット上からしか生まれない気もする。やがて小説もネット上から生まれるし、売り上げではなく、PV数で評価されるのだろうか。もうそうなっている気もするけど、なんか、本当に難しい。小説って一体なんだろう? 僕が知ってる小説ではないような。
まだ先のことは未定ですが、SFの長編が一つ、プロットが用意されている。これがうまく形にできれば、と思わなくもないけど、ちょっと細部まで想像が行き渡っていない。現代ファンタジーで一万字を作りたい気もしているけど、こちらも形には程遠い。この不完全な辺りに、本当に挑戦的な何かを織り込めれば、と思ったりするけど、さて、挑戦とは何なのか。うーむ、やはり勉強しないと、今のトレンドや、そこから生じる新しい何かには気づけないし、気づかない。で、勉強とはネット小説を読むこと、か。
どうやら僕は柔軟性を失っていて、むしろガチガチに固まって新しい何かを受け入れる状態ではないらしい。どうしたらこれをほぐしていけるだろうか。何か、強烈な刺激が必要だろうか。でもどんな? どこにそれはある? 行き着くところまで行くと、アンテナ、ということなのかな。これが面白い、という大きな波や小さな波をキャッチするアンテナがない、というのが今の僕の実際かも。
もっと楽に構えていたいものです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます