第339話 大発掘!
今回は掃除の話。
おそらく数年のうちに今の住まいを引き払うことになるので、思い切って部屋を掃除し始めた。いろんなところにいろんなものが溜まっているのです。
まず、文庫本をとにかく買うので、折込チラシが大量に手元にある。で、これはほぼ全部、捨てた。うーん、ブックオフとかで買う時、チラシや帯があると嬉しいと感じる人間なので、これまでは保存してたのですが、ゴミにしました。
次に何故か保存していた期限の切れた定期券も捨てた。なんで保存したんだろう。
さて、久しぶりに発見したものは、栞のコレクションです。メインはブックユニオンで手に入れた、無料配布の栞で、これが十枚くらいある。これは捨てられません。結構、いいデザインです。そもそもブックユニオンの黒地に青い文字がカッコいい。他にも、古本市で手に入れた本に挟まっていたのを確保した、ブックファーストの栞が二枚あったり、昔懐かしい「豊崎愛生のおかえりらじお 」の栞もあった。この辺りは絶対保存です。
懐かしいというか、これは絶対に捨てられないというものがもうひとつあって、大相撲のチケットの半券です。数えたところ、十枚ほどが手元にあって、感慨深かった。あとその時の旅行の切符は、なんとなく保管しておいたけど、その切符の中に、一月に東京へ行った時、大雪が降って、本来の電車ではないものに乗らざるをえなかったときの切符があって、思わず呻きそうだった。あの時は大変だったなぁ。
Amazonで自然と手に入ったブロマイドも出てきたけど、まぁ、これは捨てるのが忍びない。新内眞衣さんの生誕Tシャツについていたカードも保管です。
というわけで、掃除したと言いながら、あまり大胆には捨てていない。これから確実に捨てるだろうものは、古いヘッドホンです。これはもう、修理はしないと思われる。Amazonで買ったので、なかなか修理の手続きが難しい。
そう言えば、昔使っていた、iPhone5cが発掘された。ソフトタイプのカバーをつけたままになっていたのですが、何故か、それがベタベタしていて、これはもう無理かな、と思ったものの、カバーを外してみると本体はびっくりするほど綺麗。少し拭うと、ピカピカで、今も普通に動きそうでした。これはiPhone7とiPodと一緒に保存です。捨てるときに中身のデータがちゃんと消えるか、という不安もあるにはあるのですが、それよりも端末は資料的な価値が生じるんじゃないかなぁ、という、期待というか、願望がある。どこかに売るとかではなく、自分のルーツ的な感じですが、さて、これは共感してくれる人はいるだろうか。
物の価値というのは、本当に分からないものです。
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