第338話 米にあなたはいくら払えるか
日本人は米を食うが、どんな米を食うか、どんな風に食うか、が今回のお話。
まずは昔話から。昔、昔、一人暮らしをしている時は激安の米を買ってました。スーパーで五キロで1500円くらいの奴です。まぁ、味は適当でしたね。値段通りの。
さて、唐突な環境の変化により、米の値段を気にする必要が生じたのですが、親戚の農家の人がそばにいて、米を安く売ってくれるという。これが、30キロで8800円だという話で、僕はだいぶ悩みましたが、量が多くて額が大きいだけで、おそらくかなりお値打ちで、安く売ってくれている。もちろん、正体不明のテキトー米ではなく、ちゃんとした米です。
みなさんは、米にどれくらいを払えますか? そもそも、米を食べますか。僕はほぼ三食、米です。米が好きというよりは、米は何にでも合う、という感じです。まさに「ご飯はおかず」です。古いネタですが。
物価高が声高に叫ばれますが、米さえあれば生きていける、という気もする。米と漬物でなんとかなる、というとやり過ぎですが。完全に脱線しますが、米しか食わないと脚気になる、という話があって、これが、玄米を食べるとならないのだろうか、と想像したりしている。糠漬けの中からビタミンが発見された、という逸話もあるような噂を聞いた。詳しく知りたい方はNHKの番組「フランケンシュタインの誘惑」で、森鴎外の回をチェックしてみてください。
米、白飯が便利だなぁ、と感じるのは本当に余裕がない時や、本当に面倒くさい時、丼に白飯を適当に盛り、お茶漬けの素を放り込み、お湯をぶっかければ、あとはズルズルとすするだけで食事が完了する、という場面です。お茶漬けの流し込む感じは、麺類を啜るのとは違う、独特の流し込み感がある。味噌汁をぶっかけてもいいかもしれないけど、味噌汁を作るのも面倒くさい、という時、ありますよね? え? ないですか? ないですか……。
いい米が手に入ったので、何か、この米そのものの良さを活かした食べ方をしたい。もし機会があれば、親戚の農家に直接、聞いてみようかな。まぁ、農家だと逆にこだわりなどなく、ただ食べるのかもしれないけど。
最後に余談ですが、その親戚が野菜作りの他に果物作りをしていて、収穫したものをくれたのですが、「初めて実がなった」と話していて、気になって、どこで育て方を学んだのか、確認したら、作り方をざっくりと解説した冊子を、種の販売店が作って配ってるらしい。詳細は不明ですが、面白い情報網だと感心しましたね。
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