第319話 ビリビリ!っときた
今回は急に理解された感覚の話。
前に書いた通り、STU48の瀧野由美子さんに興味を惹かれて、STU48の曲を聞いています。「暗闇」がなかなか興味深く、最新曲の「花は誰のもの?」もなんとも深いのですが、少し前にテレビで聞いたりしてた「思い出せる恋をしよう」がすごく好きです。
そこへ、たまたまラジオで聞いたUVERworldの「SHAMROCK」が気になって、やはり聞いてみたのですが、何かがゾクゾクっと走った後、まさに心が痺れた。
この二つの曲の間に共通点がある、ような気がした。それが何かというと、全く陳腐で、型通りの表現なんですが「愛情」です。
創作において「普遍的なテーマ」というものがあるらしい、とは知ってましたが、僕ははっきり言って、そんなものは錯覚だと思ってました。ちょっとした重なり合う影のようなものがそれなんじゃないか、と。
しかし今回のよくわからない錯覚で、普遍的なものはあるかもしれない、と思い始めた。
いろんな人がそれぞれの言葉で表現しているものは、全く別個の感情や経験、発想なのに、同じ人間として、共感、共鳴できるものがある。別々のものなのに、根っこは一つというのは、湯川先生風に言うと、実に面白い。しかし、さっぱりわからない、でもある。
この正体不明の同期みたいなものが、おそらく共有可能な概念の基礎で、さて、その基礎は万民に共通かというと、そうではないようにも思える。普遍と言いながら、普遍ではない、と言っているようですが、人間としての経験とか、深い理解、あるいは直感的理解は必要だと思われる。実際、僕も音楽をかなり聞き込んだけど、今回のようなことは今までなかった。偶然かもしれない、とは思う。そうでなければ、勘違い、とか。まあ、感情というものは常に勘違いしているようなものですが。ともかく、どこか、何かが整った時、この「普遍的テーマ」は姿を現す。そして、きっと、創作をする人はそれにかなり近いものを常に見ているらしい。そこにこそ創作のコツがあるように思える。
それにしても、今回の感覚には度肝を抜かれた。二つがすごく近い! と思った後に、しかしSTU48とUVERworldが??? となった。凄い、水と油みたいなジャンル、スタイルの差があったので、困惑した。でも不思議な共鳴はあった。変な薬をやったみたいだったな。やったことないけど。
全くの余談ですが、瀧野由美子さんはセンターを務めるようなメンバーで、僕の印象はまったく見当違いでした。でも瀧野由美子さんの素朴さは非常に好ましい。最後にだいぶ脱線しましたね。
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