第314話 初めての体験
今回は偶然に起こった出来事の話。
YouTubeのアプリを暇な時に使うのですが、何故か、アイドルの動画配信の切り抜き動画がオススメされてきた。
それが、STU48の瀧野由美子さん、という方の切り抜きでした。
アイドルは好きなんですが、どうも48とつく辺りは疎くて、STU48は何曲か、テレビでちらっと見たかな、という具合でした。決して悪くないのですが、踏み込まなかった。
で、瀧野由美子さんの切り抜きというのが、Showroomというアプリでの配信の切り抜きで、その内容が、おひさま、日向坂46のファンが流れ込んで、そのあまりの数に瀧野由美子さんが怯える、という内容でした。なので僕は、たいして売れてないアイドルが困惑するのまじウケる、みたいな、すごい歪んだところから入りました。だけど見てみると瀧野由美子さんはなかなか良くできた方で、興味を惹かれた。売れてないわけがない、というか。
別の切り抜きで、「結婚しような」文化に触れる辺りにたどり着いた時、僕の中で瀧野由美子さんという人は明確な一人のアイドルになってました。実に素晴らしい人でした。バカにしてすまんかった、という気持ちです。
切り抜き動画って、いまいち理解できてなかったですが、実はかなり強力ですね。というか、最近、話題というか、問題というかになっている、映像を二倍速で見る、みたいなのに近い。長い配信の美味しいところだけを切り抜いていて、それが良いような、悪いような。美味しいところしかないので、手軽に、良いところを把握できるので、双方に利益があるのは間違いない。配信をする人はやや苦労しますが、一時間なりを配信して、何か面白いところがあればファンがそこだけ切り取った宣伝動画を配信し直してくれて、効率としては良い気がする。あくまで効率の話で、配信者も視聴者も、全てを見て欲しい、全てを見るべき、と思うものだろうけど、しかし、僕のような、何も知らない人間のとっかかりとしては、極めて優秀です。
というわけで、僕はいきなり、瀧野由美子さんを推すというか、認識し始めた。結婚しような! というほどではないけど、ちょっと注目するかも。この方が丁寧で、素朴で、ちょうど良い垢抜け加減なんですよねぇ。みんなで盛り立てよう! と自然と思えるのが魅力では。オタクの変な気質ですが、やはりアイドルを育てたいんですよ。何も無いところから応援して、押し上げたい。もっとも瀧野由美子さんはすでに売れているわけですが。
世の中、何がどう転ぶか分からないな、と思いました。
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