第271話 値段設定が自由すぎる食品
今回は値段設定の話。
卵を一日に一つ、食べるようにしてます。まぁ、タンパク質が欲しい、という感じの、適当な理由です。
さて、前にもちょっと触れましたが、卵はいろんなところで売ってますが、値段設定がかなり自由。ざっくり書くと、コンビニだと三百円程度、スーパーだと二百円と少しですね。これが、うーん、よくある感じの値段の差ではある。コンビニとスーパーだと、カップ麺でも値段が違うので。
さて、僕はたまにドラッグストアを利用していて、それは謎のメーカーの激安インスタントラーメンと、かなり割引される納豆の為です。なんですが、ちょうど手元の卵がなくなりそうな時、ドラッグストアの卵を見ると賞味期限がちょうどいい。というわけで買ってみました。
買ってみたけど、これの値段が、二百円もしない。
何故? 分からない。
そもそもこのドラッグストアでは卵が安いのは知っていたけど、基本的に賞味期限が短い。八日程度しかなくて、まぁ、その分の安さかな、と思ってた。賞味期限が十日以上ある卵は、初めて遭遇した。
これって暴論なのかもしれませんけど、同じような商品で百円以上も値段が違うのは、やりすぎでは? もっとも、スーパーの卵コーナーでも安い商品と高い商品でそれくらい差はありそうなので、普通かもしれないけど、普通としておいていいのか。
商品の価格って、消費者と販売店が得したり損したりするだけじゃなくて、例えば生産者や運送業者も関係しているので、単純に「安ければいい」、「多く売れればいい」ではない気がしている。産業を守るためには、消費者にある意味での損を求める必要がありそうに思うけど、世の中ではそんな意見はあまり聞かない。
食料品、というものだからこそ、価格を抑えられる、ということはありそう。例えばCDや本などは無くても死ぬことはない。でも食料が手に入らないと死ぬ。だから、みんな何かしらの食べ物を買うわけで、食料品は全く売れないということはないし、最悪、値段を切り詰めれば形だけの収入が発生する。するけど、もうこれが現実になっていて、農家の人は苦悩しているのでは、と思う。作れば売れるけど、値段は上げられなくて……、みたいに。
消費というものは、裏を返せば支援なんだろうなぁ。僕もたまには高い卵を買ってみようかな。味は違うのだろうか。いつも卵かけご飯にしてるけど、もったいないだろうか。いや、逆に贅沢か……?
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