第269話 めちゃくちゃな工夫
今回はたまたま発見してしまった「工夫」と悩みの話。
今、長い話を作っているのですが、ちゃんとプロットを用意しました。それも必死に作って、三十の章に分割された奴です。で、それを元にとにかく書いていくのですが、いかんせん、先が見えない。自分が今、全体のどの辺りにいるのか、見当がつかない。
本来的にはプロットの作り方を工夫するべきなんですよね。僕はやったことがないですが、表計算ソフトを利用するやり方があるとか。僕はどこかに公開した通り、ワープロソフトにひたすら書いてます。
さて、それで自分がどの辺りを書いてるかは最悪、その都度、その都度、プロットを読めば良いのですが、結びのところでの文字数も気になる。そこで、僕は奇妙な工夫をしたのでした。
それは、プロットとして用意されているブロックに通し番号を振るのですが、それが頭が数字が若いのではなく、尻尾の方が数字が若いのです。つまり最終章が「1」、その手前が「2」といった具合です。これをやると、さて書くぞ! となった時、あとどれくらい頑張ればいいか分かって、精神衛生上、非常によろしい。終わりの見えない作業は流石につらいですから……。
それにしても、電撃大賞の文字数は非常にしんどい。十万字はいけるけど、十二万字はなんとも重い。時間がある日が生まれれば、二万字は埋められますが、それでも大変。まぁ、のんびり考えます。考えるというか、すでに書き始めてるので、書き終わってからどこに放り込むか検討する、ということですが。
これはありそうな手法ですが、作中の時間の前後関係を入れ替える手法がありますけど、あれってあるいは表計算ソフトを使って設計すれば容易にできるんですかね。できるできない以前に、効果的かよく判断がつかないのでやらないのですが、今の僕のやり方はどうも、自分でやっておいて、疲れる。先が見える、構造が見えていた方が、絶対に手法として楽。うーん、表計算ソフトか……。
ちょっと前にどこかで「回想シーンは効果的」という意見を見て、僕はまったく逆のことを考えていたので、驚いた。回想シーンは使ってはいけないとどこかで読んで、なるほど、と納得したまま長い時間が過ぎたのですが、もはや僕の考えが古いのかな。世の中、わからないものです。流行り廃りはわからない……。
最近の僕が物語を作る中で困ってるのは、観念、精神世界を描写しすぎるところです。これは良くない。物語が重くなる。重いのはいけない。何よりもいけない。
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