第245話 とんでもスケジュール
今回は自分を叱りたい話。
ずっと前からそうなんですが、僕は文章を書く時に、その場で吟味したり、直すことがない。どんどん書き進めて、表現が合っているかどうかはまったく気にしない。変な自信があるらしく、自分を疑わない。
なので、書くのはとにかくスムーズに進む。振り返ってみると三十分で二千字は書ける。一時間で五千字程度にはなる。書き始めると毎日、続けて書けるので、うまくいけば十万字は二週間程度でなんとかなる。
ただここからが難しい。十万字の直し、推敲は絶対に必要な工程。普通に考えると、すぐ直しをしよう、と思うはずが、僕の感覚では「少し間を置いてから直そう」となる。ここまではなんか玄人らしいフリをしてますが、僕はここで、何故か次を書き始めてしまう。例えば、また十万字です。これが書き上がって、じゃあ先の十万字を直すか、となると、直さない。もはやここまでなると、常習犯、愚の骨頂です。
そうして今、よく分からないくらいの量の手直しされてない物語が大量にある。
さすがに五月から掲載を目指して五十万字の長編を直そう、という気持ちになった。これはしかし、カクヨムではないサイトに上げたいので、カクヨムのためにはさらに十万字を直さないといけない。えーっと、いったいいつになったら、直し終わるんだ……。途方もなさすぎて、まさしく途方に暮れている。
今年、カクヨムにおいて最低限アップする作品はこれからではスニーカー大賞の後期だけなので、十万字一本で良いのですが、やっぱり毎日連載するアカウントでいたい。
この辺りの兼ね合いが難しい。僕はどれくらい直せば良いんだ。早く楽になりたい。早く人間にはなりたくないから、早く楽になりたい。
何はともあれ、四月はひたすら直しをしよう。直しまくるマンになる。なるのだ。ならねば。
あぁ、公募の時のあの孤独を思い出そう。
これはだいぶ本線を外れますが、カクヨムコンでシリーズが何本も中間に残った、野球がテーマの作品がありまして、正直、疑問しかないという冷淡な気持ちでいました。しかし読んでみると最高です。これは凄い。認められるのが当然。僕の目がいかに曇っていて、いかに性根が曲がっていて、いかに腐っているか、それがはっきり分かった。みなさんも読んでみてください。素晴らしい作品は、何があろうと認められるものです。
まったく、僕も「読者選考じゃないコンテスト」なんてぬるいこと言ってちゃ、ダメだな。弱い。頑張ろう。
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