第242話 将棋の現状と希望と困惑
ここのところ、ご無沙汰の将棋ウォーズの話。
十分切れ負けで、四級のまま達成度50%です。
懸案の囲いに関しては、徹底的に美濃囲いなんですが、むしろ高美濃囲いにして、37に桂馬を飛んでいく戦法を採用している。もちろん、飛車は振るのですが、四間飛車です。ただ、途中で一つ隣、5筋に移動させることが多い。これが、左銀を繰り出してく時に、5筋が活用できるのが高美濃囲いの都合が良い点。
それにしても囲いを練習し始めて、一方的に攻め倒されることは無くなった。細かな順番がものを言う、そう言う複雑な段階に進んだ様子。
それでもどうしても見落としてしまう。桂馬で両取りをかけるのがセオリーの場面で、何故か違う手を指してしまう。目の前、しかもスマホの画面という小さな盤が目の前にあるのに、その盤のほんの一部しか目に入らなくなる。これは本当に不思議。あと、駒の勘定がすぐにできない。何故だ……。
あとはこれは明らかな知識不足ですが、バラバラっと駒を取り合って盤上が整理された時、どこから王手をかけていけばいいか、それがわからない。スペースが広すぎて、どうみても捕まえきれない、という時の鉄則が知りたい。「一間竜」は知ってるけど、これを飛車の打ち込みでやるのは、やはり無謀なのかな。うーん、難しい。
それにしても自分が指しているとは思えないほど、ちゃんとした将棋になってきて、それは嬉しい。三級に上がれたら言うことはない。
乃木坂46の向井葉月さんが三級なので、僕の目標は修正して、三級です。
しかし、強い人は本当に強いし、まるで別の思考をする。駒組からして、本当に隙のない構え方をする。それを崩す方法がこちらにはなく、相手にはそれを維持したまま、こちらを攻略する手段、構想がちゃんとある。それってどうやって身につけるのだろう? 僕としては実戦で意味があったと思えば、すぐ取り入れるけど、「これが定跡」とか、「これが手順」とか、知識だけで教わっても、やはり実戦で試したい。僕の実戦の場は将棋ウォーズでのみ人間と指して、あとは他のアプリの人工知能と指すしかない。その人工知能がやたら強くて、二級なんてレベルじゃない。しかしこれと四苦八苦して取り組むべきかなぁ。人工知能のえげつない寄せをやられると、心折られるのだが……。
ちなみに人間相手にやると、心が折れるけど、それでも充実感はかなりある。人工知能はノータイムで指すから、そちらは本当に無味乾燥なんだけど、人間相手だと人間味がある。これは興味深い。
ちなみにこれは私的な感覚ですが、十年後のプロ棋士は、きっとどんどん指しづらい手を指すようになりそう。よく聞く「まとめづらい」みたいな抵抗はなくなるんじゃないかな。それが見たい、という僕の願望です。
あー、しかし、三級には上がりたい。もっと強くなりたい。
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