第241話 読書計画2022 第二四半期〜第三四半期

 あまりこういうのを書かなかったので、変な試みとして。

 第二四半期から第三四半期、つまり四月から九月末までの計画になります。

 読む方は手元にあるのをなんとか進める。

 買う方は、五月の段階で小野不由美さんの「十二国記」は揃えられそうで、さらに神林長平さんの「戦闘妖精雪風」の新刊も手に入る。これはほぼ確実というか、確定です。

 ここで、読むと買うのバランスが難しくなるのですが、まったく新規の計画として、北方謙三さんの「チンギス紀」の文庫本のために積み立てを始めようかな、と思っている。限られた資金から、月に二千円ずつ、つまり二巻分を用意して、これが第四四半期までぶっ通しになりそう。しかしこれがうまくいくと、まったくシームレスに「チンギス紀」に飛び込める。まぁ、何巻あるか、いつ完結するか、いつ文庫化されるか、全てが不明ですが。

 問題としてはこの北方謙三特別予算の煽りで、他に余裕が出ない。本来的には2022年の最大の課題として設定していた、吉川英治さんの「三国志」が、一挙に棚上げになってしまった。まぁ、四月から月に一冊の予算を用意すれば、年末にはおおよそ確保はできる。いよいよ、僕のお小遣いも本で消滅するな……。

 ちなみに欲しい漫画を買う予算は度外視されているので、やりくりするしかありません。難事業だ。「ファイブスター物語」はどうしたら良いんだろう。

 ただ、この計画の謎なところは、「十二国記」を揃えても、いつ読むのか。そこに「三国志」が仮に加わって、いつ読むのか。「チンギス紀」は即座に読む。「戦闘妖精雪風」も即座に読む。あぁ、こうして積まれる本が増えるのだな。

 どうやら2022年は四月の時点でもはや買うべきもの、買うことに決まっているものは予算を全て食い潰し、言わば先払いしているのに等しい。読みたい、などと甘い感覚はなく、読む、ただ読む、これあるのみです。

 今、手強い本を読んでいるので、「十二国記」を読めるのは五月、もしくは六月あたりでしょうから、最初の段階としては悪くない呼吸になりそう。吸う息と吐く息の釣り合いが取れる。読む本に飢えたところで、元手がちゃんとあり、次に読む本が手元へ来る。これが正しい在り方です。面白そうだから、話題だから、で無計画に本を買うのが一番楽しいけど、これをやると買っても読まない、不毛な道楽が現実になる。

 買えるだけの本を買う、ではなく、読めるだけの本を買う、という常識ほど、読者家から縁遠いものはないと、僕も実感として知ってますが。

 さあ、家計は火の車だけど、まだ見ぬ本が待っている!

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