第217話 スニーカー大賞から評価シートが来ました
今回は久しぶりの評価シートの話。
角川スニーカー大賞で二次落ちしたので、評価シートが来ました。項目は五つで、それぞれ五段階評価と、選評というか、感想が添えられています。
評価シートといえば、前も書きましたが、何年か前に紙でMF文庫Jの公募に投稿した時、プリンターがダメすぎて文字が掠れて印刷されたまま、他にやりようもなかったので掠れた印字の原稿を送り付けたら、「ちょんと読める原稿を送れ!(意訳)」という感想を頂戴しまして、本当に申し訳ありませんでした。
さて、今回の評価シートは数字も悪くないし、感想も褒めてもらえている内容で、恐縮。数字が本当に良いので、あと一歩で三次に行けたかなぁ、とかなり悔しい。あと一点か、二点でしょう。また次も頑張ろう。
他の小説投稿サイトで、やっぱり公募みたいなのがあって、そちらでは抽選で、運営から感想がもらえるのですが、このスニーカー大賞の感想とはちょっと違う。選評の実際的な長さもあるけど、そのサイトの感想は「感想」の域を出ないな、と思った。
これは僕だけなのかもしれませんが、感想は嬉しいんですが、どこが良いか、できればどこが悪いか、それを具体的に教えて欲しい。これがなんというか、書いている人の立場とかとは無関係なんだと思われる。他サイトにおけるコンテストへの公式からの感想は、うーん、僕にはしっくりこなかった。むしろ普通の読んでくれた人からの指摘の方が重く感じたし、リアルな読者、という感じだった。僕は幸いにも、悪意満載のアンチコメントは貰ったことがないから、そんな勝手なことを言えるのかもしれない、とは思いますけれど。
僕はやっぱり公募でなんとかしたいと思ってるので、評価シートはありがたい。一般的な読者じゃなくて、出版する側に立つ人、関わる人がどう思うかがなんとなく気になる。読者を蔑ろにしてるようですが、うまい表現がないですけど、どの「段階」で求められているか、という点で、二つには大きな差がある。
まったくの僕の私感ですが、読者が求めるのは「今」面白いもので、出版社が求めるのは「これから」面白くしたいもの、なんじゃないか。これは凄く難しくて、僕が知ってる人が「ネットで流行りのジャンルを書いて書籍化して大成功すれば楽して稼げる」と豪語したことがあって、僕は深追いしなかったけど、まぁ、そんなに簡単ではなくても、ネット小説ってやはり「今」が大事なんでしょう。僕の感覚だと公募では「次」に来るような、新しさが求められるようで、公募にはきっと「流行りのジャンル」は要素として大きくはないと思われる。むしろカテエラ、レーベルの色との兼ね合いの方が大きい気もする。
今回のスニーカー大賞は、滅多に出ない大賞受賞作が出ましたね。勉強させてもらわなくては……。
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