第211話 たまには明るい趣味の話をしよう
あまり音楽について書いてないので、今回はその話。
去年の年末、めちゃくちゃ散財してCDを買い集めました。
その中でも上田麗奈さんの音楽がやはり興味深いと飲み込めてきた。声優さんの音楽をずっと聞いてきた身からすると、時代が変わってきたな、という感想です。
系譜というか、繋がりがあるな、と思うのは何年も前の田村ゆかりさんのインスト曲を聞いていると、上田麗奈さんのインストに近いものがあるのですね。声を織り込んだインストで、僕はこれが結構、好きです。
逆に最近の声優さんの音楽は幅が広がっていて、僕の中ですごいと思ったのは降旗愛さんという方で、シティポップをこう出してきたか、というところ。
これはもう一昨年ですが、早見沙織さんも新しい形に挑戦されるような作品を発表されて、声優さんの音楽が、アニソンでもアイドル曲でもなく、もっと広く、深く、設定不能なものになったと思う。
それどころか、もはや声優かどうかを無視してもいいような、音楽を作る、歌手そのものになりつつあるかも。
そんなことを考えている一方、ヨルシカの旧譜のミニアルバムも買ったので、それも聞いてますが、やはり良い。「ヒッチコック」が名曲。やはり闇を求めてしまう。
YOASOBIの2nd EPは予習して聞きましたが、「もしも命が描けたら」の一曲の中のストーリーが概要は特別に強いストーリーではないんですが、曲、歌詞、声が合わさると有無を言わさず、心を飲み込んでくる。これが表現の力か、と脱帽しました。
2022年に音楽で期待したいのは、虹のコンキスタドール、フィロソフィーのダンス、かな。どちらもアルバムが楽しみ。しかし虹コンのコンプリートボックスは、果たして買えるのか。フィロソフィーのダンスのアルバムは、しかしぜひ欲しい。
これはまた、十一ヶ月後、今年の年末も散財は避けられないな。花澤香菜さん、夏川椎菜さん、豊崎愛生さんのアルバムをまとめて押さえる計画ですが、予算が、圧迫される、息が、詰まる、ほ、ど……。(バターン……)
乃木坂46のベスト盤はもはや買うことに決めました。耐えられません。「Sing Out」、「僕は僕を好きになる」、「ごめんね、fingers crossed」、「君に叱られた」、これだけでも買う価値あるだろ!「最後のtight hug」も欲しいだろ! 買っちまえ! 買うんだー! と、取り乱すほど、悩ましい。
僕は小説も好きだけど、やっぱり音楽にも飢えている。強欲だ……。
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