第175話 2021年の音楽総括
今回は2021年の音楽を総括します。
2021年はやはりアイドルを推しまくった一年でした。
新譜では、22/7の「11という名の永遠の素数」と、虹のコンキスタドールの「RAINBOW SUMMER SHOWER」がすぐ浮かぶ。
ナナニジは音楽は最初から追っていたのですが、恥知らずにもシングルを買い控えていたので、アルバムで本気で聞いたのですが、どの曲もよく出来ている。「ヒヤシンス」というリード曲が、最初、なんか違うと思ってたのですが、聞けば聞くほどいい曲で驚いた思い出がある。秋元康さんはとかく話題になりますが、作詞家としては超一流です。もし、秋元康なんてしょーもない、と言う人がいるなら、その人はきっと作品に本気で耳を傾けてないと思う。それくらい改めて歌詞を意識させられたのが、ナナニジでした。
虹コンは勢いで旧譜も押さえましたが、僕の中のアイドル像にかなりコミットする、貴重なアイドルグループだな、という感想です。めちゃくちゃ歌い上げる感じなのも良いな。清水理子さんとか的場華鈴さんの歌い方も好きですが、最近では蛭田愛梨さんの成長が著しくて、この先、このグループがどんな風に発展するか、興味がつきない。
アニソンというか声優さん関係では、今年の発売では上田麗奈さんのアルバム「Nebula」が凄まじい出来栄え。これは本当に作品というか、芸術みたい。声の芸術。今まで詞曲とか歌とか、そういうところに注目していろんな音楽に接してきたけど、上田麗奈さんの音楽は「音を使った芸術」、「声を使った芸術」だった。旧譜も押さえましたが、「Empathy」もすごい出来栄えで、上田麗奈さんに出会えたのは大きな収穫でしたね。
他では、電音部のベスト盤も予想以上に良かった。僕はこの一枚しか持ってないのですが、余裕があったら他も押さえそうなくらい、魅力に溢れている。好きなのは「いただきバベル」と「Haiiro no kokoro」です。
本当はYOASOBIを挙げたいというか、2021年は1st EP「THE BOOK」から始まり2nd EP「THE BOOK 2」で締め括られたようなものなのですが、どう扱ったらいいか、判断に迷うのが今の気持ち。「夜に駆ける」が凄すぎるので、本当は「もしも命が描けたら」とか物凄くよく出来てるのに、評価が難しい。実は物凄く疑問に感じることがあって、音楽番組で2021年にサブスクなどで最も再生された音楽トップテンみたいな奴があったのですが、第一位がYOASOBIの「怪物」なんですよね。たしかに良曲ですが、再生回数で評価しちゃうと、年始に近い時期に発表された曲が圧倒的に有利なのでは? 僕はどちらかと言えば「もしも命が描けたら」を推したい。
2021年の僕は思ったよりも新しい音楽に注力しなかったな、という感想ですが、しかし旧譜でも良い音楽が無数にあると思い知った一年でした。しぶとく、良いものを探していこう、というのが、とりあえずのまとめです。
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