第159話 時空を跳躍して戻ってきた音楽

 ここのところ、なんか色んなことの批判(?)ばかり書いてたので、純粋に好きな音楽の話。

 また年末に2021年の僕の音楽事情について書くつもりでいますが、僕がここのところ、真剣に聞いているのは「Prits」です。これは説明がすごく難しいんですが、はるか昔、「シスタープリンセス」というコンテンツがありまして、成立過程に色々あるんですが、まぁ、ざっくり言うと、妹が十二人いる、という感じです。いや、何言ってるか、分からないと思いますけど、「妹が十二人」です。で、これがゲームとかアニメとかある中で、文化放送でラジオ番組も放送されました。今では信じられないですが、地上波です。その番組は声優の桑谷夏子さんと望月久代さんがメインで、たまにゲストも来て、トークだけじゃなくてラジオドラマみたいなのもやってましたが、とにかく、「シスタープリンセス」の声優四人からなるユニットが「Prits」です。メンバーは桑谷夏子さん、望月久代さん、小林由美子さん、水樹奈々さん、です。……なんか、時空が捩れるっていうか、世界線が混線するというか、おかしい、決定的におかしいんですが、そんなメンバーです。

 これは笑い話ですが、水樹奈々さんが声優を務めたキャラクターは、亞里亞というんですが、最年少で、幼すぎる上に幼いのに、キャラソンになると結構、声が出てて「歌は歌えるんかい! ってか、歌上手いな!」となります。

 とにかく、Pritsは僕はラジオでリアルタイムに追っていて、シングル3枚を買って聞いてましたが、その後にアルバムが出たんです。出たんですが、余裕がなくて、シングルと重複する曲も多いし、と当時は買いませんでした。それでも、機会があれば、などと思っていたら新品は見かけなくなり、中古とも出会えず、十数年が経過して、やっと2021年、となります。

 たまたま中古でこのアルバムを見つけて、シングルは売っても捨ててもいなくてまだ手元に持ってるのですが、やっとアルバムが手に入った、などと言いながら、なんだかんだでシングルはiPhoneに入れてないし、ずっと聞いてないし、もはや、どの曲がシングルに入ってたか、わからない始末。それでも改めて聞いてみると、どの曲もいいぞ! となってます。

 それにしても、今、聞いてみると、桑谷夏子さんが意外に歌が上手いし、それよりも水樹奈々さんが既に完成されつつあって、やべーっす。そもそも、コンテンツ自体が今はない、キングレコードの中のスターチャイルドっていうレーベルから出てるので、もしかして「水樹奈々」を世に知らしめるためのコンテンツがPritsだった、というのは、流石に深読みしすぎだろうけど、しかし本当に、水樹奈々さんがずば抜けて歌のレベルが違うのは、もう、ねぇ……。

 そんな具合で、また年末に2021年の音楽を総括するでしょうけど、Prits、何もかもを乗り越えて、今、僕の中では来ています。いやはや、音楽ってわからないし、時代とかも、全くわからん。

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