第158話 来年の仕事はもう終わったぞぉ(嘔吐)

 しばらく沈黙してましたが、書き物を進めてました。今回は今後の展望と願望のお話。

 2021年の反省として、10万字を超えるものを作ろうと意識しすぎて、書くのも大変なら、それを直すのが更に大変、という事態に直面したのが、何より大きい。というか、30万字とか50万字とか書いても、一本は一本なので、なんか、割りに合わないな、とも思います。というわけで、2022年は、とりあえず10万字で完結する、公募に当てはまるものを書いていこう、と決めました。

 決めましたが、なんだかんだで、スニーカー大賞の前期用、後期用、それと角川文庫キャラクター小説大賞用の三本が一応は出来上がって、あとは直しをして、あらすじを考えればそれで完了となったので、なんか、僕の2022年は終了、なのかな? 他サイトのコンテストには2021年に何故か構築してしまった50万字をぶつけるので、実質、これから考える必要があるのは、来年のカクヨムコンのための長編、ということになります。それにしても、こうなってみると公募の原稿を書いた達成感、凄いな。開放からの嘔吐感も凄いけれど。

 それにしても、たまたま見た、七野りくさんの「カクヨムコンの期間が二ヶ月で、一日に5000字書けば、60日×5000字=30万字、つまり10万字の長編が三本書ける」という理屈には震えましたね。そしてやろうと思えば、意外にできる。そう、書けることには書けるんですが、問題は書く題材、書く世界観というものが枯渇することです。一応、常に面白そうなアイディア、ではなく、アイディアは端から、メモしておくのですが、なかなか形にならないものも多いのが僕のパターンです。

 それとどうしても問題になるのは、プロットの問題。いろんな人がいろんな書き方で物語を作ってますが、僕はここのところ、どうしてもプロットを軽視してしまう傾向があるようです。書く前も、書きながらも、出来るだけ先を想定してはいますが、それがプロットとしては立ち上がらない。あまり詳しく書くのもあれですが、プロットがあると筋道で迷うことはないのですが、文字数、ページ数が足りなくなると、最初に作った道筋に肉付けしたり、何か寄り道させたりしないといけないのが、なんというか、今はストレスに感じる。書きながらもストレスは様々にあるのですが。この辺りの兼ね合いはあまり触れる人がいませんが、プロットとサイズの関係って、僕にはまだまだ上手く折り合いがつけられない要素です。何年、文章を弄ってるんだ、というお叱りもあろうかと思いますが(誰から?)まぁ、ネット小説は基本的に短くてもいいし、無限に長くてもいいので、プロットと作品のサイズとは切り離されて考えるものなのかもしれませんね。

 とにかく! 2022年は2021年が終わる前に終わりました! 自由! 素晴らしい! 読書に打ち込んで、のんびり過ごせそう。

 この満たされた幸福な感覚を味わえる創作方法を、「10万字健康法」と名付けたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る