第131話 こんなに凄かったんだ、22/7って
今回は久しぶりにオタオタしい話。
七月くらいでしたが、デジタル声優アイドルグループの「22/7」の一枚目のアルバムが出まして、タイトルが「11という名の永遠の素数」と言いますが、なんというか、このグループはドラマがたくさんあります。それはそうと、ずっとラジオを聞いていて、テレビで「22/7 計算中」も見てて、アニメも見て、しかしCDを買い控えてました。YouTubeで聞いたりラジオで聞いたりはしてましたが、アルバムで満を辞して査収、となりました。
僕の中では「僕は存在していなかった」がすごく強くて、逆に他は癖が強すぎるんじゃないか、という感触だったのですが、改めて聞いてみると、実は名曲揃いだった。本当に、びっくりするほど、よく出来ている。
数曲を上げると、三枚目のシングルの「理解者」がなかなか良くできている。サビにセリフパートがあるのですが、そこがグッとくる。22/7、ナナニジのファンが「理解者」と呼ばれている、自称しているという話もあるけど、この曲は代名詞にしてもいいくらいの名曲です。そしてアニメのOPテーマだった「ムズイ」も素晴らしい。これもセリフが盛り込まれて、イントロからセリフなんですが、もうビシビシ来る。この曲の歌詞は本当に響く。「もうどこへも歩きたくない」ですよ。だって人生が長すぎる、というのも刺さる。生きるのって、ムズイよなぁ。
僕はこのアルバムは初回盤Cを買ったので、二枚目はカップリングベストです。実は「絶望の花」と「僕らの環境」、「韋駄天娘」が僕の中で最初から響いていたので、必然的にCを選んだのですが、「叫ぶしかない青春」が気になるので、そこはこれからシングル盤を押さえるかも。「僕らの環境」は、好きなパートがやはりセリフ。宮瀬玲奈さんの「目を閉じてごらん」がなんともいえず、河瀬詩さんの「妥協することを覚えた」がカッコいい。ちなみに僕は箱推しでいるつもりです。みんな魅力的で、推しを選べない。
僕は比較的早い段階から追いかけることができたので、なかなか十一人が揃ってライブができなかったり、最初は八人曲しかなかったり、休養するメンバーがいたり、卒業と加入と卒業とと、色々あったけど、ついにここまで来たな、と感慨深い。アルバムタイトルの「11という名の永遠の素数」と、22/7第一章の集大成みたいな文句を見ちゃうと、現状の十人のことと合わせて、もしかしてこれから十一人目は入らないのかな、と、不安というか、切ない気持ちにもなる。十一人、というか、僕の中では十二人って感じなんですが、それはもう永遠の中に取り込まれて、ここからはまた新しく始まるのかな。新しいシングルの発売も発表されましたが、どうなるんだろう。
とにかく今は、どんどん聞いて、熱を高めていこう。まだまだ身近に知らない輝きや熱があるものだ。
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