第98話 久しぶりに「眠りたくない夜」がやってきた

僕は眠るのは好きでも嫌いでもないのですが、今日は珍しく「眠りたくない夜」です。明日が来てほしくない、今日が続いて欲しい、という感じですが、似たような感覚が読書でもあるので、そちらの方が馴染みがある人は多くいるのではないかな、と思う。

僕が読書に関して「読み終わりたくない」を初めて感じたのは桜庭一樹さんの「少女七竈と七人のかわいそうな大人」でした。これはもう、終わって欲しくない! という内容です。何度も繰り返し読んだ本ですが、なかなかこの感覚が抜けなかった。

僕がなんで今日、この夜に名残惜しさを感じるのか、自分でも良くわからない。何かを読みたい気もするし、何かを書きたい気もするし、でも寝なくちゃいけないし、ただ本当に、まだ早い! 早すぎる! という気持ちなんですねぇ。

今日が充実していたのは間違いないんですが、でも特別に最高でもないし、何かが終わったわけでもなく、まだまだ全部が途中なんだけど、これは明日からの苦労から逃げたいだけなのか?

時間の流れを僕はあまり恨まなくて、今が永遠に、とまではあまり考えない。それは昔からめちゃくちゃにラジオを聞いたり、シリーズものの本を読んでいたり、公募とかに投稿していたせいで、次のラジオが聞きたいし、次の巻が読みたいし、公募の結果を知らずに死ぬわけにもいかないので、時間の流れは新しいものを連れてくるような認識です。

ただ今日はなんか、充実していたのが行きすぎてハイテンションらしい。これをどうやって治ればいいのか? わからん……、皆目わからん。

本をもっと読みたいなぁ。早く早く風より早く、ガツガツと頭で噛み付いて飲み込むように読みたい。

それはそうと、最近、将棋で遊ぶ時、背景音楽を変えました。最初は声優さんの早見沙織さんの「garden」という曲で、次は日向坂46の「こんなに好きになっちゃっていいの?」でしたが、今は岡村靖幸さんの「カルアミルク」を聞いてやってます。これはめちゃくちゃ良い。馴染む。この前、ラジオ番組「早見沙織のふり〜すたいる」を聞いていたら、「garden」が流れてきて、うわ、将棋が始まる! と背筋が冷えましたね。将棋の勝敗はもはや混沌として、二級にどうしてもなれない。これも悩ましくて、考える時間が欲しくて、今も頭が冴えているのかも。

さて、ラジオでも聴きながら眠るとしましょうか。今日は「虹コンの征服ちゅうずでぃ」です。おすすめの安眠に効くラジオは「問わず語りの神田伯山」と「髭男爵 山田ルイ53世のルネッサンスラジオ」になりますので、よろしければぜひ。

ああ、今の体調の良さを引き継ぎたいなぁ。

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