第85話 来るぞ来るぞ!と思ってたら、本当に放送事故が起きた
放送事故というほどでもないですが、まさに今日、たまたまNHK第一の日向坂46のメンバーが出る番組を聞いていたら、すごいハプニングがあった。
動物の鳴き真似をメンバーの東村芽依さんと富田鈴花さんがそれぞれやりますから、リスナーは答えを投稿してください! となって、ここまではよくある展開。
スタジオの二人には今から紙に書いた動物の真似をしてもらいますよー、ということで、まず東村芽依さんに紙が示され「えぇー」という困惑までは、やっぱり普通。
僕はここで心の中でカイジの鉄骨渡りにおける「押せ……、押せ……」みたいに、「言え、言え」となんとなく思ってたのですが、東村芽依さんが何を思ったか自然と「ライオン」と言って、スタジオも僕も時間が止まった。
本当に言った! それ、言っちゃダメなヤツ!
これはもう本当に、笑うしかなかった。僕もリスナーとしていろんなラジオを聞いていて、収録も生放送も十分に聞き込んで、放送の展開上、こうなったらこれだけは鉄則、というラジオにおけるお約束がはっきりあるのを知っているけど、ユニークなのは、慣れているリスナーから見ても「絶対にやらない」と思っていることを、出演者としてやっちゃう人がいる。
例えばFM FUJIの「沈黙の金曜日」では、もう二十回くらい放送してるのに、アシスタントの弓木奈於さんはトークからの最初の曲紹介という流れが、スムーズにいかない。似た感じだと、テレビのクイズ番組で、視聴者は簡単に答えが分かるものでも、出演している芸能人はそれが答えられないという場面もある。
僕たちがテレビで見たりラジオで聞くのは簡単では、何も考えずにリラックスしていられるけど、収録現場でマイクを前にしたり、カメラを前にしたり、時計を前にしたり、大勢のスタッフを前にしたりすると、本当にテンパるんだなぁ、と改めて感じました。
しかし東村芽依さんのボケは最高だったな。あれだけ「言うなよ、言うなよ、言っちゃダメだ、言っちゃダメだ」ってなってるはずが、言っちゃうのは、もう、和んだし、心底、楽しかった。
スタッフさんは笑いながら、青筋ものだっただろうけど。
しかしすごく良い内容でした。また聞けたら聞こう。
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