第80話 いかんなぁ、いかん……
「カクヨムSF研」という自主企画に参加させていただいているのですが、少し前に前に、ぐいぐい出過ぎてしまったか、と反省しています。
リアルで本読みの友人がいないので、ついつい語ってしまう。僕の周りにいる人、誰もSFを読んでないんですよねぇ。もっとも僕もSFをメインで読んでないので、有名どころしか押さえてない体たらく。
これはまったく調べてませんが、一時期、関西の方の大学のミステリ研がプロのミステリ作家を輩出しまくる時代がありましたが、SFではあまりそういうことが起きないのは何故だろう。どうしてもメジャーになり得ないのか、と思うものの、ゼロ年代に伊藤計劃さん、円城塔さんという金字塔が唐突に聳え立ったわけで、もしかしたらその辺りを幼少期(?)に読んだ世代、ちょうど今の大学生が、新しいSFの波を作っていくのかもしれない。
SF語りを始めるとキリがないけれど、田中芳樹さんの「銀河英雄伝説」がかなり評価されているのは、僕には新鮮だった。いえ、名作だと知ってましたし、思いますし、ネット界隈でもすごい話題ですが、もっとミーハーで、ガチガチのオタクが評価していると思っていた。ミーハーのオタク、というのも矛盾する気もしますが。本当の名作は全ての垣根を越えるんだなぁ、としみじみ感じました。ネタバレしないように表現するのが難しいですが、ヤン・ウェンリーがラインハルトと同じ兵力と同じ部下を持ってたら、歴史が全く変わったよなぁ。部下はともかく、兵力に関しては、アスターテとアムリッツァが全て悪いんだけど。そこまで言及すると、「フォークが悪い」、「全部がフォークのせい」というのが真理になってしまいますけどね。これ、銀英伝を知らないと何もわかりませんね。いかんなぁ。
最近のSFをそれほど押さえられていないのは、反省しきりです。野崎まどさんすら押さえていないとは、自分を棒で打ちたい(?)。最近のSFで「機龍警察」を挙げるのは反則だろうか。早く「白骨街道」が読みたいですが、あと半年くらいは待機して単行本を楽しみに、という気持ち。「戦闘妖精雪風」の連載も、単行本になるまで待機。宮内悠介さんの「超動く家にて」はあと数日で文庫化! 「トランジスタ技術の圧縮」とか、普通の家庭にはトラ技なんてない気もするけど、どうなんだ? あの薄い電話帳みたいな奴、一般家庭にあるかな……。
海外SFではトライアスの「USJ」の三番目をどこかで押さえたい。Kindleのセール待ちか。
読書はとにかく興味はあってもお金と時間が追いつかない。業の深い趣味だな、読書って。
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