第76話 「ゾンビランドサガ」は良い作品です

たまたま勢いで「ゾンビランドサガ」を見てるのですが、これがなかなか面白い。

ゾンビーがアイドルをするのも凄いけど、細かいところでよくできてるなぁと思うのは、フランシュシュのメンバーが特殊メイクをされている時は普通なのに、ゾンビー状態のとき、動きに合わせてネチャネチャみたいな音が出ることで、これが本当にゾンビー感を出している。

それと佐賀弁みたいな方言がキツいのも良い。ちょっと発音やその他のイントネーションの間でネイティブじゃないような場面もあるけど、それも変にリアル。

最初の最初、第一話のオープニングでいきなり源さくらが車にはねられるのは、度肝を抜かれた。ここ大事。っていうか、場合によっては放送禁止になりそう。

あと、巽幸太郎っていうマネージャというか、プロデューサーというか、ゾンビー製作者らしい男が、その声とか喋り方とか最初の最初から、どこかで聞いた喋り方と人格だな、と思ってたら、宮野真守さんだった。このキャラクターはちょっと、最初のデザインからして宮野真守さんに寄せすぎでは? 「宮野真守の本気の悪ふざけ」をキャラクターに落とし込んだ感がある。

それにしてもこの作品はよくできている。久しぶりに本気でアニメを見る気になった。この笑える感じはちょっと違うけど「ゆるゆり」がすぐに浮かぶ。コメディってあまりチェックしないけど、「ゾンビランドサガ」は非常に良かった。

このアニメはOPの映像も秀逸、というか、わけわからん。そういうデタラメさって、何かの瞬間に絶対的な正義になるから不思議。

あぁ、そう、急に記憶が繋がったけど、「フルメタルパニック! ふもっふ」もこんな感じだったな。あのアニメで好きなエピソードはラグビーで「広末涼子はアバズレだ!」とか言い出した挙句、ラグビーという名の戦闘をやるのと、陣代高校の用務員を労わろうと鯉の姿煮みたいなのを出したものの、その鯉は用務員が大事に育ててた鯉で、ブチギレた用務員が殺人マシーンに変化する奴。

大人の本気の悪ふざけ、やっぱり良いなぁ。

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