第72話 カクヨムコンの所感
とりあえず、皆様の大きな大きなお力添えにより、「チャンドラセカル」が中間選考を通過してます。ありがとうございます。
選考期間になって頻繁にランキングを見ていて、100位以内にいたりはしたのですが、他と比べても星の数で比べ物にならなくて、これはダメかな、と思ってました。
これは周知の事実かもしれませんが、どうやらPVの数よりも星の数よりも、フォロワーの数が要素として強いようです。今回初めて僕はそれを知りました。
読者選考は無理ゲーだと今も思ってます。SNSで宣伝するわけでもなく、なんらかの方法でカクヨムユーザーと距離を詰めるでもない、という僕のやり方はきっと不利しかありません。なんというか、傷を舐め合う、慰め合う、自分の作品が読まれたらこっちのも読むよな?みたいな交換、というのが僕にはまだ馴染めなくて、それは僕が本を読む時の心理、としか言えません。
僕はいろんな本を読みますが、ファンレターを書いたことはありません。物語を紡いでくれてありがとう、という気持ちすら無いような気がします。もっとドライで、交流とか交流したいと言う感覚がない、まさに、無、しか、読者である僕と、本の向こうにかすかに見える作者の間にはありません。だから、読みたいものを読むし、僕が書いたものも読みたい人が自然と読むだろう、という、自信家なのか、無謀な無造作なのか、かっこつけなのか、よく分からないスタンスでやっています。こうなると、何を狙っているかわかりませんが。
読者選考は文章やストーリー、キャラクターなどの創作そのものに加えて、宣伝力や作者の発信力、そういう盤外戦術が強い気がします。僕にはとてもそれができない。陰キャなんですよね、生粋の。
長く公募をやっていたので、中間選考などと言いながら、残ったものを下読みさんに回す感じで、ここからが本来の一次選考なのでは、と震えています。ただ、年に一度はどこかの何かしらで一次選考ないしそれに近いものに残りたい、と思っているので、今回のことでだいぶ楽になりました。あとはもう天に任せるしかないので、忘れていようと思います。
これは全てがそうですが、公募とかコンテストとか、選考結果は出てくるけど、どこがどう評価されたかは、なかなかわからない。読者選考はフォロワー数、星の数、PVで分かるものかと思ってましたが、正直、僕は逆によく分からなくなりました。もっと爆発的にヒットしたものが残るものだと勝手に想像してました。読者の方がいるのにめちゃくちゃな心理ですが、本当に、自分の作ったもののどこが良いのか、何もわからないし、読者選考の結果を目の当たりにしても、何も分からないままです。
とにかく、忘れようと思います。また一から、頑張ります。
それにしても、通過作品一覧を見ていくドキドキと、自分の作品がそこにあるのを見た時の呼吸と鼓動が止まる感じ、二度と味わいたくないと思うのに、少し経つとまた欲している自分がいて、なんとも可笑しい。
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