第71話 限界を超えてヘロヘロになってしまった
ここ数日、どうしても疲れが抜けなくて、すぐヘロヘロになる。ヘロヘロになって一番影響が出るのは将棋で、集中力というより、思考からハリがなくなって、シャッキリしない。何もとっかかりがなくて、何も思考に引っ掛からず、しかし何かが思考にぶつかるものの、自分の思考がぐにゃぐにゃしている感じです。
数日前に少し体を使いすぎた後、うまく体の状態が回復しないままになって、そんなことはここのところなかったことで、不思議。寝不足ではないはずで、つまりは体調の問題ではなく、純粋な意識の持ち方、心の持ちようなのかもな。
考えることはできても、考えた後に何も出てこないのは、不快というか、全てが曖昧模糊として、落ち着かない。
しかし、数日前の疲労はいったい何だったのか。普段からある程度は動いているし、その普段と変わらない運動量なんだけどなぁ。
ありそうなのは、今、読んでいる「岳飛伝」がいよいよ終わりそうで、そのことがいくつかの形で影響はありそう。終わりが見えてきて集中の糸が切れているか、あまりにも長い作品に長い間、没入しすぎて現実に戻れなくなったかもしれない。とにかく思考の乱れは確実にあって、他の要素も色々あるものの、少しずつでも緊張を正常なものにしたい。
意識の張り詰め方を勉強して、身につけられたらなぁ、とは思いますね。これは一流のスポーツ選手が身につけていそうな技能ではある。試合に臨む前の集中とか、試合の中での集中の維持の仕方とか。今の僕は少し、糸を張り詰めすぎたかな、と自己分析しつつ、一度、力を抜くことにしよう。
気分転換の方法がないのも、弱点ではある。というか、将棋は気分転換のようで、その実、明らかに精神衛生上、よろしくない。勝ちか負けしかないし、負けるのは完全に自分の失敗で、勝ったとしても運が良かったとしか思えない。やはり勝っても負けても、心が重くなる。それでも続けるんだから、僕も相当、負けず嫌いか、逆に自信家なんだろうな。まぁ、だからこそ負けることが重すぎるほどに重い、とも言えるけど。負けて当然、と思う一方で、自分の限界を認めようとはしない。まったく、これでは自縄自縛としか言いようもない。
あと一週間は、この不調とお付き合いかな……。
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