第58話 将棋の果ての全く違う遊び
将棋ウォーズで珍しくこちらが入玉して、こちらだけはほとんど持将棋なんだけど、相手が自陣で粘って、なんとなく攻めないといけないのかな、とやってたら負けた。10秒将棋で220手指していたので、もう何も考えられず、手足が強張るほど疲れ切った。攻めないでガチガチにかためてたら、持将棋だったかなぁ。
というかもうあの1局は、将棋じゃなかったな。僕も経験のない、不自然な局面で、攻め方が分からなくて、その点ではやはり、守りに徹して勝負つかずにするしかなかった。明らかにこちらが駒得した場面もあったし、惜しいことをした。
将棋というゲームでも、行き着くところまで行き着くと決着がつかなくなるのは、知ってはいても、奇妙な感覚だった。もちろん、守りに徹しても駒の配置の関係で剥がされたりして、蹂躙されるかもしれないけど。
僕、持将棋のやり方なんて、知らないんですよね。最終局面では見たことがあっても、どんな過程を経るのやら。しかし重ね返し、惜しかった。悔しいなぁ。
今も早見沙織さんの「GARDEN」というミニアルバムを聞きながら3局指すとしているのに、3局目でトラックが終わって無音になったほど、長かった。
早く二級に上がりたい。それで10分切れ負けで指したい。集中力で、なんとかなりそうなんだけど、そのまえに知識がない。
久しぶりに本当に嘔吐しそう。
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