第57話 虹コンはいいと昔から知っていましたが(いや、知らなかった)
前のエッセイの方でちらっと触れた気もしますが、2019年だったか、もはや定かではありませんが、たまたまradikoを使う中で、「虹コンの征服ちゅうずでぃ」という番組に出会い、最初はなんとなく、その後の枠の「俺たちの穴!」の流れで聞いていました。
この、「虹のコンキスタドール」というアイドルグループを僕の中で唐突に評価し始めたきっかけは本当にはっきりしていて、「夕暮れグラデーション」という新曲がラジオの中で流れまして、この曲が本当に名曲。これはいつかCDを買うだろうな、とその時、ほとんど確信しました。
それからラジオは聞き続けて、番組で曲が流れる中で、結構、名曲が多いな、とわかってきました。それが唐突に文化放送を中心にトークしている鷲崎健さんが虹コンをピックアップし始め、鷲崎さんが虹コンの曲をカバーし始めたことで、さすがの僕の心にも火がついた。というわけで、アルバムをまとめて手に入れました。
今のところ、「レインボウエクリプス」という一枚が面白くて、「↓エイリアンガール・イン・ニューヨーク↑」と「大キライでした。」を並べたり、「電光石火、夏花火。」に「パラダイスな片思い」をぶつけたり、とにかくこの二曲ずつの並びの部分が秀逸。気持ちや感情の連結がスムーズすぎて、うぉー!という謎の雄叫びをあげたい感じ。
虹コンはお世辞にも大爆発したアイドルではないのですが、楽曲にはアイドルらしさが多くて、乃木坂の爽やかさとか、フィロソフィーのダンスの音楽性とか、prediaの個性とか、そういう僕の中にあるいくつかの視点に、新しいものを入れてくれたかな、と感じます。虹コンはなんというか、アイドルカルチャーの重箱の隅の、しかし一番濃いエキスがさらに凝縮されたもの、という感じ。カップ焼きそばの最後に残る、容器の隅のキャベツのかけら、みたいな。あれは美味いんだよ。そう思いませんか?
虹コンの存在は実はかなり前に超A&G+というネット配信コンテンツで知ってはいたけど、数年を経て変化してきて、良い具合に面白くなったと感じます。
虹のコンキスタドールがこれからどうなるかは分かりませんが、良いコンテンツです。
最新のアルバム「レインボウグラビティー」のボーナストラック「あなたと見る青空に明日も虹が架かりますように」を聞くと、もう胸が詰まります。そういう意味では、虹のコンキスタドールの魅力は、「成長」なのかもなぁ。
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