第49話 よく考えるとおかしい
普段から本は読んでるのですが、数年前に、ものすごい読書ブームが僕の中で到来しました。その時に塩野七生さんの「ローマ人の物語」を全巻、通して読んだことがあります。感覚的に読めそうもないのに、意外に読めた。それもスルスル。その流れで、池波正太郎さんの「剣客商売」を通して読み、「鬼平犯科帳」を通して読んだりしました。活字に飢えるというより、本を読むこと自体が楽しかった。次々と物語が展開されるのも良かったな。
そんな経験があったので、北方謙三さんの「水滸伝」を19冊読んだり、「楊令伝」を15冊読んだり、自然とできたのですが、今、僕は「水滸伝」と「楊令伝」を通して読み直した流れで、「岳飛伝」17冊を通して読もうとしてます。言ってみれば、全通、です。
ただ、後になって考えて、ちょっと待てよ、と思うのは、「ローマ人の物語」は全43冊だったけど、この北方謙三さんのシリーズは全部で51冊で、しかも一冊がどう見ても少し厚い。「ローマ人の物語」は一冊250ページくらいで、北方謙三さんの方は400ページくらいある。どう考えても長すぎるのでは……? いや、しかし、決めたことだし……、と思ったりもして、あまり先を見ないことにして、読んでます。
そんな迷いがざわざわと迫ってくる状況なのですが、すでに30冊は進行したので、当初の計画通り、このまま「岳飛伝」に突入できそうでホッとしています。我ながら異様な本の読み方をしてるなぁ、と半ば、呆れますね。
ちなみに「岳飛伝」が終わったら、エイドリアン ・マッキンティの「コールド・コールド・グラウンド」、「サイレント・イン・ザ・ストリート」、「アイル・ビー・ゴーン」を読み直してから、このシリーズの最新刊を読もうかな、などと思っている。その後にはアニメ「PSYCHO-PASS」の劇場版のノベライズが欲しいけど、まだ手元にはない。田中芳樹さんの「アルスラーン戦記」はおおよそ全て手元にあるけど、これは揃ったところで一気に読みたい。そんな具合で、手元にある多くの本を見ないようにしているけど、僕はいったい、何冊の本を持っているのだろう?
これはもう、死ぬまで読む本には困らないな。そうは思ってもまた買うのですが。
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