第19話

スーロに会いたい。

私はトーナメントで

優勝しないといけない。

私はもう疲れた。

私は普通に冒険者になりたかっただけなのに。

アースは悪魔の中でも抜き出て強い。

なので周りの悪魔を黙らせて、私はトーナメントからということになっている。


アースは私を解放するつもりはなさそう。

今日呪いの首輪をつけられてトーナメントで降参すると首が締まると聞いた。


私はもう分からない。なんのために戦っているのか。


~~~~


僕は別の惑星に転移させられた。


「今から早速トーナメントを始める。組み合わせはこちらが決める。


決まった。これはランダムだ。文句があるのだったら優勝して私を超えて見せろ。ルールは意識不明、降参、死が負けだ。」


放送が終わると


また転移。


目の前には知らない男がいる。


「始め」


僕は両手にナイフを構える

始まるのはやすぎないかな運営さん?


「俺はお前を殺すつもりは無い。だから降参か大人しく伸びてくれ。」


相手の男が忠告する。


「こっちのセリフです。」


神眼でみた結果ステータスは僕の3倍


しかしそれは悪魔契約補正を入れなければの話。実は自分のステータスの悪魔文字は神眼でも読めない。


「一気に決めさせてもらう。自称英雄の力見せてやろう。」


そう言って男は両手剣を構える。


(自称なのね....)


呆れていたらものすごいスピードで剣の腹が額に吸い込まれる。


(殺す気はないみたいだな)


ものすごいスピードなので僕は対応に困っていた。


(遅すぎる......)


剣がものすごく遅いのである。野生の悪魔よりは強そうだけど今の僕でも30回は意識を刈り取れる。


男が口角をあげる


それすら遅い。早い必要はないのだが。


「よ」


懐に潜り

ナイフの柄の裏で腹を少し強めにつく。


「かっ...」


男は崩れ落ちた。瞬間

『スーロ油断しすぎなのです!!

相手がわざと遅くしてたらやられてましたです。』


思わず耳をふさいでしまった。

その通りだと思う。


『すみません次から気をつけます。』


転移

そこには誰もいない。

(早く勝ちすぎたな。)


『次の相手は強いのです!気をつけてです。』


『分かりました。』


目の前に高身長の男が現れる。


(身長高いな。)


髪を1本ぐくりにしている。


「小僧早いな」


「そちらこそ」


「死んでも後悔するなよ我が神殺しで塵にしてやろう。」


手には刃こぼれした黒剣が


「それ悪魔の武器ですね。」


「よくわかったな。忠告しといてやるが1発食らったら神でもステータスが1/10になると聞くぞ。」


「教えて頂きありがとうございます。当たらなければいいんですね。」


ナイフを構える。


瞬間男が駆け出す。

僕はポーチに入れていたゴルをつかみ

顔に向かって投げた。

男は黒剣で払う。

スーロは黒剣が男の片目前を遮った瞬間

男に肉薄

「!」

師匠ナイフで足を切り裂く。すぐ横回避。


「惜しかったな小僧俺の体は呪いで守られている。だから傷すらつかんのだ。」


「なるほど情報提供感謝します。」


僕は神眼で呪いを分析。


「これを使うか。」


じいちゃんナイフをホルダーにしまい、悪魔ナイフを取り出した。


「汚ねえナイフだ。」


どこかのバトルアニメで出てきそなセリフを吐きながら上段切りを放ってくる。


スーロは呪いナイフで受けた。

すると、相手の黒剣から呪いを吸収しだした。


「何っ?」


男は急いで離れる。


僕はすぐさま斬り掛かる。


男は黒剣でうけるしかない。

それほど僕の攻撃は速くなったのだ。


1分繰り返すうち相手の黒剣が錆びた、ただの剣になってしまった。そして


バギン


折れた。


「俺の愛剣が...」


「降参してくださったら呪いの剣を作ってあげますよ。」


「降参します。」


そして第2試合も無事勝てたのだ。




















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