第16話

妾はミーニャ2日前からライを鍛えてる。


~2日前


レベル上限を迎えていたからレベル解放するため兼ライに覚醒を促すために妾の故郷に封印されている、雷魔神様のほこらに行った。


ミーニャは腰につけた刀で指先を少し斬る。そして祭壇の石像に血を垂らす。


「これからなにするんだい?」


「レベル解放じゃ覚悟はいいかの?」


魔法陣が石像からうき出てくる。


石像が喋りだす。


「久しぶりの外じゃなミーニャ。」


「お久しぶりです雷魔神様。」


「でワシを呼び出したわけを聞こう。」


ミーニャはライを手招きする。


「妾の弟子ライです。」


「ライです。よろしくお願いします。」


プレッシャーにライがたじろぐ。


「おぉまだ人間は生きておるか良き良き。

人間といえばそうか、さしずめレベルの解放かの」


「はいそれと雷魔神様の力で覚醒を促して貰いたいわけです。不甲斐ないにも妾にその力はございませんので。」


雷魔神は不敵に嗤う。


「代価はなんじゃ」


「ライが優勝すると悪魔神様に力を貰えます。そこで、妾が封印をときまする。」


「約束じゃ。もしそれが果たせられんでも殺しはせん。ミーニャは娘みたいなもんじゃからなガハハ

だがその人間は勢い余って殺すかもしれん。その時はミーニャ頼むぞ。」


「はい承りました。」


雷魔神がライに向く。

そして


ズド


「がはっ」


ライは腹を指で突かれた。

そこから青いイナズマが弾ける。


ライはその場で気を失った。


「こんなものかの。レベルの解放と覚醒は促した。ついでに人間の限界も外しておいた。ついでにワシの力を1%使えるようにしといたぞ。大サービスというやつじゃ。大サービスついでにこいつもやろう。」


雷魔神は刀を取りだし魔法陣を刻んだ。


「これでワシの力の制御が楽になるだろう。わしは魂を貪るつもりはないが耐えれるかは別問題じゃからの」


ミーニャに渡す。


「ありがとうございます。妾が必ずや封印を解いてみせまする。」


「待っておる。」


石像は動かなくなった。


~~~~


魔王城


「フォロボス大義であった。」


そこには今にも死にそうな

フォロボスがいた。


「これで魔王様が復活できる。

よくぞ持ち帰った。」


回復魔法をかけ終えレオンは喜びにうち震える。


フォロボスが持ち帰った魔王様の心臓を

魔法陣の中心に置く。


レオンが今まで溜めていた全魔力を注ぐ。


溢れる光


「あーよく寝たネ。レオンちゃん元気ィ?フォボスボロボロだネ。他の皆はいないみたいだネ。


今まではテキトーにやってきたからネ

死んじゃったけどネ


オレが本気になったら恐いよ。」


~~~~


久しぶりに復活した。

何故今まで死んでたのかって?

悪魔にやられちゃったんだネ

あいつらほんとに強かったネ

弱った時に、人間が心臓封印したけど

オレの幹部達は知らないみたいだけど

悪魔は強いんだネ

死んで復活した。

だから次はオレが殺す。




「死んだ要因1、オレが弱いからだネ」


「そんなことございません。」


レオンは慌てて否定する。


「死んだ要因2今まで何事も

サボってたからネ」


レオンは言葉を詰まらせる。


「死んだ要因3悪魔が強いから」


レオンに悪魔に殺されたことを告げる。


~~100年前


レオンや他の魔王幹部は魔王が殺された時

城にいた。

魔王は人間の町に遊びに行っていた。こっそり転移したのである。

魔王は人間の文化が意外と好きなのである。

人間を敵視してたのは先代の魔王である。

話がそれたが魔王が人間の町で遊んでその帰路の事、人気のない場所で転移しようとしたのだが妨害されてしまった。


魔王は警戒する。自分の魔法を妨害できるのは自分より格が上だといとこと。

後ろを振り返るとスーツを着た男がいた。


「なんの御用ですか?」


魔王が訪ねる。すると


「あなたには才能がありますね。私には分かります。いずれ私の敵になって頂きたい。

そして楽しませてください。

そのためにはその平和ボケを治さないといけませんね~あっもちろん冗談ですよ。」


気味が悪い。そう感じた。


「よく分かりませんけどサヨナラですネ。」


魔王はその場を後にしようとした。その時


凄まじいどす黒いオーラを感じた。


「あなた、1回死んでください。」


その瞬間体が動かなくなった。


正確にいえば体がバラバラになったのだ。


「私はSSランク冒険者です。魔王を倒しました。皆さんの手で封印して下さい。」


(さっきのオーラはそーいうことネ)


バラバラの体に聖なる剣を人間が突き刺さす。


鋭い痛みが走る。


それ以上に人間に対しての憎悪が募る。


(オレは何もしてないのになんでなの?)



薄れゆく意識の中


『悪魔である私を超えてくださいね。無理でしょうけど。冗談です。』


意識が途切れる。


~~~~


「死んだ要因4つ目オレが魔王だからだネ。

あーあどうせなら人間殺しとけば良かったな。レベル0だしネ

見てよこの貧弱なステータス」


レオンは息を飲むのであった。


「魔王様これからいかがしましょう。」


レオンが聞いてくる。


「うーんそうだネ強いやつ殺してレベル上ーげよ。そういえば強い人間のオーラ感じるネ」


「そうでしょうか?」


レオンに分からないのは無理もない。


魔王は経験値探知(極大)を持っているからわかるのだ。


















































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