第13話

ここはアースが支配する亜空間。

荒れ果てた大地に赤い空

ここに割れんばかりの爆音が響く。




私は悪魔を殺すつもりで魔法を唱える。


「ギガメテオ!」


魔法陣が赤い空に浮かぶ


「メガウォール!」


私は自分の足場を空中に伸ばす。


味方攻撃無効のスキルを生かし上空からメテオ。地上からも土魔法で怒涛の攻撃。


上空には8つのギガメテオが降って来ている。


アースは手帳に何かメモしている。


(相手にすらされていない!!)


「ロックライズ」


アースの足場を急上昇。

その速度は音速を超える。


全部のギガメテオに直接ぶつける。轟音が響く。


「これで..どう?」


少しずつ土埃が晴れる。


そこにはアースの姿はなかった。


「素晴らしいです。」


背後から声がした。


振り向くと、汚れひとつない、スーツ姿のアースがいた。


「なんと言ってもレベルを80あげただけであ れだけ魔力量が増えることが素晴らしい。

又スキルの相性も相まって大地を感じれてますね。」


(こいつにスキルを話した覚えはない。)


「あなたは何故かレベルが上がりやすい。

しかもめんどうなレベル解放も済ませてある。本当に人間ですか?」



「まぁ人間ではないのでしょうけど。

ふふ冗談です。」



~~~~~~


スーロは小さい幼女悪魔と瞬間移動した。


「今日からよろしくですね!私の事は師匠とよびなさいです。」


幼女悪魔が胸を張る。


「師匠。悪魔ゲームっていつ開催されるのですか?」


「おぉ!!もう1回言ってちょうだいです。」


幼女悪魔はニコニコしている。


「師匠。悪魔ゲームっていつ開催されるのですか?」


「師匠のとこだけ頼むです。」


「師匠」


「いい響きです。」


どこまでもマイペースな幼女悪魔。


「もう呼びませんよ?」


「3日後にあるです。」


さらっと、さも当然のように言う。


(期間が短い。

それまでにアースを超えなければ、ネロは取り戻せない。)


「師匠、アースより強くしてください。」


「それは無理なのです。」


幼女悪魔は即答する。


「人間には越えられない壁というものが存在するです。」


幼女悪魔は地面に絵を描き始めた。


「これが神。最高レベル測定不能です


これが悪魔。

最高レベル同じく測定不能です


これが魔王。最高レベル9999です


これが魔物。最高レベル999です


そして君達人間。最高レベル999



悪魔を倒せるのは悪魔か神のみなのです。


私のレベルは7777777なのです。

エッヘンです。」


残酷な事実を突きつけられる。


「レベルアップしようと思えばいくらでもできるですが、ラッキーセブンが7こあるのが運気が上がるってこないだ聞きましたです。


スーロは心が折れそうになる。


「あっひとつ方法があったです。」


幼女悪魔はにこりと笑う


「悪魔ゲームで優勝すると私がとても強くなりますです。私がアースを殺してあげるです。

ただし、君名前なんだっけです?」


「スーロです。」


「ただしスーロは私と契約を結ぶです。多分他の人間は契約はしてないはずなのです。

なぜなら.......


悪魔はいつでも契約者の魂を奪えるからです。


これはここだけの秘密なのですよ♪」


幼女悪魔はウインクをする。両目つむってるけど。


「まず契約の代償なのです。」


そう言って幼女悪魔は説明を始める。


契約の代償は今まで積み上げたレベル。


全て。


契約のデメリット

レベルが1からになる。

人間が死ぬと悪魔が死ぬ逆も然り。

レベルが上がりにくい。

悪魔はいつでも契約者の魂を奪える。



契約のメリット

悪魔のスキルがひとつ使える。

悪魔をいつでも呼び出せる。

悪魔といつでも話せる。

悪魔契約者特有のスキルが得られる。

悪魔の強さによって

レベルアップ時の上昇ステータス プラスα

がもらえる。

レベル1になってもステータスは変わらない。


他にもあるかもしれないけど幼女悪魔がわかるのは上記の通りらしい。


「師匠にメリットがありません。」


すると幼女悪魔はニコニコしながら


「私は弟子ができただけで充分なのです。」


そして幼女悪魔が魔法陣を発動させる。


「完了なのです。」


スーロの手の甲に魔法陣が刻まれる。


ステータスを確認する。



スーロ

[ステータス]

Lv0

体力 7542

気力 5012

筋力 4835

魔力 2581

防御力4436

知力 4436

運 6850 NEXT Lv up 18283


スキル

経験値増(極大)

微成長(中)

経験値探知

限界突破

心眼

NEW悪魔の力

NEW炎の魔神


称号

[王を降す者]

[限界を超えし者]

[見通す者]

NEW[禁忌]


スキルランクЖ 悪魔の力


効果:

寿命が無くなる。

魂を食べれる。

飛べる。

相手の生命力が落ちるほどステータス上昇

悪魔をいつでも呼び出せる。

悪魔といつでも話せる。


ランクЖЖЖ 炎の魔神


効果:

ЖЖЖ炎


称号[禁忌]


効果:神の敵になる。


「それではレベリングと私のスキル炎の魔人の特訓を始めるです!さあ私の手を握るです。とっておきの場所があるです。」


手を握った瞬間景色が変わる。


(暑い。息ができない。)


「ジャジャンです!ここはこの惑星1危険なダンジョンなのです。その名もヘルダンジョンです!」


スーロが立っているのは今にも壊れそうな足場。心眼で見るとだいたい500メートル下にはマグマがある。足の裏も熱すぎて燃えそうだ。


「でここはヘルドラゴンが生まれるボス部屋なのです。ここがスーロにとって1番の修行、レベリング場所になるです。やばかったら助けるです。」


そう言って完全に姿を消した。心眼でも何もとらえられない。


上を見ると漆黒の翼、燃えるような赤い目、

強靭な肉体ヘルドラゴンが見下ろしていた。


















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