第8話 修行編



「ネロ別れる前にやりたいことがあるんだ」


するとネロは顔を赤らめ


「分かった。」


と言って僕の前に立つ。

そして目をつむる。


(こっこれは僕がネロにちゅぅする流れなのか??ただダンジョンで貯めた10レベル使って限界突破しようと思ったのにな。)


色々考えているとしびれを切らしたネロが

僕の唇にちゅぅした。


お互い顔が赤い。


「お熱いですね〜」


宿屋のお兄さんに目撃されていた。


その後ネロに限界突破を施した。

レベルがきっちり10減った。

そしてネロは


「レベルが6あがったよ。凄いねスーロ君のスキル。ありがとう!」


宿のお兄さんにお金を払った。多めに払っておいた。


日がくれ始めた頃僕はある人の家に訪ねていた。


「なんだスーロか。どうした?」


元ギルマス名前はバリーらしい。


「単刀直入に言いますと、修行をつけてください」


「断る。」


「そこを何とか」


「嫌だ」


「理由を聞いてもいいですか?」


「お前の方が強いだろ」


「.....」


「がははお前は正直者だな。」


(ここで食い下がらないと...)

「戦闘技術を教えて欲しいです。」


「なるほどなお前には攻撃系のスキルが何も無いもんな。」


(何故それを?)


「あぁ悪い悪い。この間覗かせてもらったんでな。ネロ嬢ちゃんにも勝手に悪かったって伝えといてくれ。」


「俺はレベルがもう上がらねえこれ以上強くならん。俺はA級どまりだ。正直ゴブリンキングに勝てるか分からねぇ。レベル99に来たらいくら技術を鍛えたところでステータスの限界ってもんを感じる。ネロ嬢ちゃんはスキルで言うとS級だろうな。羨ましい限りだ。」


(バリーさんは前の大討伐相当こたえたんだろうな。だったら.....)


「あのそれ僕解消できますよ。」


そして限界突破のスキルの説明をした。


「なるほど、だからお前のレベルが見えなかったんだな。........


頼む俺に限界突破を施してくれ!」


「いいですよ。ではさっきの交換条件のんでくださいますか?」


「もちろんだ。今日は遅い。家に止まれ。」

~~~~


1晩たって、


というわけでダンジョンに来ている。



流石にレベル10を今から落とすのは怖いので

今からレベリングしようということになった訳だ。


ここのダンジョンは町から10キロ離れた場所にある。朝食を済ませたあと、俺の馬に乗って来た。


「ここのダンジョンは最高到達層は47層だ。ちなみに俺は41層まで行ったことがある。」


この世界のダンジョンは1層事にボスがいて倒したらセーブポイントでセーブできる。


セーブしたらその階までワープできる。


「ここは1人で入ったら命を落とすことで有名だからなスーロ」


スーロが苦笑いしている。


(こいつ1人で潜ってたのか?)


「ですよねー」


ワープポイントにて~~~


「そういやお前は何層まで行ったことがあるんだ?」


「40層です....」


「「....」」


「ガハハ流石私の弟子だけあるな。」


俺の顔がひきつっていたのはここだけの話


「今日は何層に行くかお前が決めてくれ。」


「はい。実は穴場があるのですよ。」


36層のセーブポイントに来た。ここから37層だ。


「なぜ37層なんだ?ここはゴーレムしかいねーだろ?」


スーロが集中する。


「こっちに来てください。」


行く手にゴーレムが10体立ち塞がる。


「僕が倒します!」


言うと同時に地面を思いっきり踏みこむ。

そのまま加速してゴーレムの目にナイフを突き立てた。


「1体目」


顔に穴が空く。


着地すると3体のゴーレムが1メートルはある手を振り上げていた。


「スーロ!!」


1番近いゴーレムの手をナイフで受け流し、ふところに潜り込む。


胴体を横なぎ一閃。


残りの2体はどこにスーロが行ったのか分かってない。


加速しながら背後をとり、回し蹴り。2体同時撃破。


倒せないと判断した7体のゴーレムは真横に並びで背後を取らせないようにジリジリ近ずいてくる。


スーロはさっきのゴーレムから出たアイテムを握力で砕いて投げつけた。


ゴーレムは為す術なく穴だらけになり崩れ落ちた。


(こいつに武術教えたらやばくなりそうだな。....武術いるか?)


「フゥ流石にレベルアップしないな。」


「ゴーレムをナイフで倒すバカいるんだな」


~~~~


僕は経験値探知を使ってファントムゴーレム

を見つけた。


「嘘だろ、ファントムゴーレムなんざ100年に1度噂が出る程度の幻のゴーレムじァねえか」


めちゃくちゃ驚かれた。


(そうなんだ2~3体しかも気配がとても微弱だから気づかないんだな。)


「経験値とても貰えますよ。」


「当たり前だろーーーー怒)」


(怒られてしまった。)


ファントムゴーレムは言ってしまえば影が薄い逃げ足が速い。ただそれだけ。


強さ的にはゴブリンぐらいかな?


気づかれないように気配を抑えて

経験値探知で1番経験値が貰える倒し方をする。


(こいつは一撃でまっぷたつだな。)


跳躍、縦一閃。


ピロン


(レベルが3上がったな。)


その後もファントムゴーレムを2体倒しレベルを10レベルあげたのだった。



~~~~


俺は今生まれ変わると言っても過言ではない。挫折して冒険者をやめて諦めていた事。


強さを求めレベルと言う壁にぶつかり俺


「いきますよ」


「感傷に浸らせてくれよ!!」


「限界突破!!」


(なんだ?力が無限に湧いてくるぞ)


ステータスを確認する。


バリー


[ステータス]

Lv169

体力 15826 スキル身体強化(中)

気力 8568

筋力 25632

魔力 18526

防御力25842

知力 8593

運 2958 NEXT Lv up 12841625

[スキル]

スキル身体強化(中)

心眼

王者の覇気

NEW王者の力

NEW王者の護り

称号

[王を降す者]

[見通す者]

NEW[限界を超えし者]

NEW [王者の風格]


「これは....なんか....やばい」


俺は喜びに打ち震えるのだった。









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