第2話
僕はリアカーを引きながら薬草が取れる平原に来ていた。
「ネロありそう?」
「うっうん結構ありそうだね」
1時間ほど前に色々準備を整えた。
僕は食料と水を買った。
お金は父から1000ゴル貰っている。
ちなみに武器は家の物置にあった不思議なナイフを持っている。
死んだおじいさんが物置に色々とものを集めてたので、その中のナイフを拝借した。
ネロの持ち物は地図、杖、薬草の図鑑だ。
ネロの前の草むらがゴソゴソ動いている
「あっスっスライムだ!?どっどうしよう
スーロくん?」
よし初のモンスターだ!!
「任せて!」
ナイフを構えるとスライムがこちらに視線を向けて来た。
(くる!!)
スライムが体当たりしてきたのをギリギリ避けて着地したところに真上からナイフを突き刺す。
「プギャー」
[スライム EXP 1 獲得物 ゴル1 粘液]
ピロン
(おっこれがレベルアップか)
ステータスプレートを確認する
[ステータス]
Lv1
体力 20
気力 2
筋力 2
魔力 2
防御力2
知力 2
運 31 NEXT Lv up 2
[スキル]
NEW 経験値増 (極大)
NEW 微成長 (極小)
(おっ微妙に増えたぞ。んっ?このスキルは
なんだ?)
スキル欄に触れると
ランク??経験値増(極大)
効果:経験値を通常の15倍獲得できる。
[レベル上限解放
最高レベル指定なし]
パーティーメンバー経験値10倍
パーティーメンバーに経験値分配1/2
未開放:?????????
ランクA 微吸収(極小)
効果:他人の経験値の1/100貰える
[半径1000メートル]
物覚えがほんの少し早くなる
(ランクがハテナなんてなんか凄いな。 聞いたことないぞ。たしか伝説の勇者でも ssランクスキルだったはず。あとこの微吸収、ひょっとしたらだいぶいいんじゃないか?)
「だっ大丈夫?」
ネロが心配そうにこちらを見つめている。
「うん。大丈夫だよ。ちなみにレベルアップしちゃった。」
「よかったーほんとこわかったよーーーー
あっ私もレベル上がってる」
ネロがステータスボートを見ている。
「知力と魔力と運が 、結構上がってるよ!
スーロ君!!」
そう言ってステータスボードを見せてくれた。
ギルドに戻る途中ネロと色々話し合った。
もちろん薬草は採取済みである。
「ステータスプレートは信頼できない人には見せたらだめだよ。スキルとか見て誘拐されたら困るからね。」
「スーロ君は信頼してるからいいよね?」
(いつの間にそんなに信頼してくれたんだ。女の子と一緒に居れただけで嬉しいのに。
これはなんかもう、照れるな。)
「いいよ。ありがとう。」
しばらく無言で歩いているとネロがチラチラこちらを見ている。
目線を向けたら戸惑って
「きょっ今日はありがとうね。とても心ぼそかったんだ。スーロ君がいてくれてよかった」
そして上目遣いで
「あのっ!もし良ければ私とパーティ組んで下さい!!!」
「僕のステータスとても低いけど足を引っ張ることがないよう頑張るよ。こちらこそよろしく。」
ちなみにネロにはステータスを教えてある。
ただしスキルは名前しかみせてない。
(ネロのステータスは常人の3倍ぐらいだったな。将来有望だ。)
それから色々話してギルドに向かったのであった。
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