第4話 違う景色をみるためにわざわざタイムズスクエアに行かなくたっていい。

(このお話に登場するお店は実際に作者が訪れたお店です)

“行ったことのない場所”というのは、とかくテンションが上がる。


それは海外に旅行にいくと感じるかも知れない。日本では見られない大きな教会や、大自然。タイムズスクエアのビカビカした匂いやアイスランドのオーロラはわかりやすく“初体験の興奮”を体験できる。



そんな中、私は普段専らの移動手段が自転車なのだが、やはり自転車での行動範囲は限られてくるので、一年も同じところにすんでいると、もう見慣れた景色を眺めながら自転車を走らせるのがつねである。



私は今環七通りを自転車で北上していた。

そもそも環七通りを自転車が通ることが珍しく車がビュンビュン通る中自転車を走らせるのは慣れることがなく普通に怖い。


それこそ環七通りはよく通るルートで、かなり見慣れた光景。

だが、今回はこれ以上いかないと決めていたところにまで自転車を走らせることにした。



理由は単純に普段の筋トレで体力がついたこと。片道10キロほどなら対して疲れなくなったのだ。

ちょうどRPGでレベルが上がると行けるようになるマップが広がるようなそんな感覚。



ただ馬鹿でかい一本道を自転車を走らせているだけである。だが、そんなことにすら自分の成長を感じた。

いつも見慣れた環七通りの景色が一変した時、私は少し得意げになってペダルを漕ぐスピードを上げた。


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今回のお店は【食堂七彩】さん。

手揉みの麺が有名な喜多方ラーメンのお店。


思いのほかお店に早く着いてしまい、30分ほど時間を潰すことに。

アマプラをみながらも待っていると開店15分前ほどから人がぞろぞろ。


開店の時間には十人ほどの列。

新年早々皆さん元気なことで。



食券を買い席に座る。

私は喜多方ラーメン(肉)をチョイスししばし待つ。


こちらのお店は手揉み麺が有名ではあるが、乾麺があったり、スタミナラーメンがあったり、開拓しがいがありそうなお店。

色々楽しみが広がるなーって思っていたらラーメン到着。



悴んだ手を溶かしてくれるような喜多方の温かみを感じるラーメンだ。

それではいただきます。



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早速スープを一口、、



おう!あっさり!美味しい!


まさに喜多方ラーメンといった角のない、あっさりとした醤油スープ!

するすると飲めてしまい危うく全部飲み切りそうになる。


一旦自分を落ち着かせて麺を頂く。

モチモチ感とちょっとしたワシワシ感が楽しい手揉みの麺。

食感の楽しさと麺の豊かな風味がとてもよい。



チャーシューもシンプルだが、脂身はトロッとしていた美味。

胡椒の効いたメンマがアクセントになり最後まで飽きさせない一杯。



若干スープの薄さと店内の雰囲気とかは気になったが、それでもしっかり美味しいラーメンだったことに間違いない。



それではごちそう様でした。

次はどこに行こうかな?

楽しい楽しい食べ歩き備忘録。

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26歳フリーターの食べ歩き備忘録。 @noamankurou

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