#002
1日何もやる気が起きず、布団から出れずにいた。
ふと外を眺めると、日が暮れていた。もうそんな時間になってしまたかと、何もしないが故の時間の流れの早さに驚きを隠せずにいる。時間が経ったことを感じると、思い出したかのようにお腹が空いてきた。一人暮らしの部屋には食べるものが何もない。嫌々、外に足を運ぶことにした。
玄関の扉を開けると、寒さが身に纏わり付く。コートを握って、身を縮めるが寒さは変わらない。息の白さが寒さを視覚的に感じさせる。
少し時の流れを感じつつ、何かを思い出すかのように、重い足を目的地とは違う方向へ運んでいった。
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