ミリアーネが宣言する。「犯人は……あなただよ!」

「サリア、今日もその香水つけるの?」

「そりゃそうさ、つけるために買ったんだから。いい香りでしょ?」


 サリアの問いに、ミリアーネは「いぅん」という訳の分からない返事をした。それは当初「いや」と言いたかったのだったがサリアがウキウキでうなじに香水を振り掛ける姿を見るとそうは言い出せず、日和った結果発言の途中で「うん」と言うことにした、それが「いぅん」の正体なのだった。


 先日ミリアーネが大人のセクシーパンツを買ったその店で、一緒についてきたサリアが買った香水。ミリアーネはその香りが全然好きになれず、「香り」というよりは「臭い」と呼びたいのだった。砂糖を3日3晩煮詰めたような甘ったるい臭いがして、胃がむかむかする。彼女はもっと清冽な、ミントみたいな香りが好きなのだ。臭いが好きになれないのはハインツも同じみたいで、サリアが何かの拍子に彼に顔を近づけたりすると、慌てて顔を遠ざけるようになった。女にだらしなくて、女性が近付こうものならすぐに鼻の下を伸ばすあのハインツが!してみると、やっぱりサリアの鼻が他人とちょっと違うということなのだろう。

 他人にどう思われているかを気付いていないのはサリアだけで、今日もうなじや足首に満遍なく振り掛けて、気分よく歩いている。サリアの前に出ようが後ろを歩こうがその強烈な臭いからは逃れられないので、ミリアーネはうんざりする。なんとか彼女を傷つけずに、香水をつけることを思い止まらせたい。いつもサリアのお尻なんかを散々からかっているミリアーネだが、今回のように指摘すると確実に相手を悲しませるようなことには躊躇してしまうのだ。

 だから今日も、遠回しにさりげなく言ってみるのだった。


「ねえサリア、ちょっと香水つけ過ぎじゃないかな。前にいる王子が気付いたら大変だよ」


 サリアは能天気に笑いながら答える。


「大丈夫、今まで何をしても王子が私たちなんか気付くことなかったんだから。ひょっとしたら私たちは幽霊なんじゃないかと思うときがあるよ。ハハハ」


 ハハハじゃないよ、とミリアーネは思う。行間を読むということを知らないのかな。きっとサリアは学生時代に国語の点数低かったんだろうな。

 一方でサリアが言ったことは事実だった。今まで何があっても、たとえば公国騎士団進軍歌が大音量で歌われる横で官能小説朗読会が開かれていても、パンを巡る浅ましい争いの後でかけっこ大会が開催されようとも、王子は気にする素振りも見せない。


(私以外の2人も、私に負けず劣らずモブキャラなんだなあ)


 彼女はしみじみと納得する。



 その日の昼下がり、王子が道端に座って休憩を始めたので、3人も少し離れた場所で昼食をとりはじめた。サリアと2人の距離が以前より開いているのだけれど、彼女はやっぱり気づかない。その距離をものともせずに甘ったるい臭いはミリアーネとハインツを容赦なく襲ってきて、2人は3日3晩砂糖漬けにした毒々しいパンを食べているような、なんだか不思議な気持ちでパンをかじっている。

 そんな中、通りかかった初老男性の旅人が3人に話しかけてきた。


「お前さんたち、今日はどこまで行くね?」


 それは王子の体力と気分次第なので、3人にはなんとも言えない。まあ行けるところまで、と曖昧な返事をすると、男性は嗜めるような口調で、


「行けるところまで行くんではなくて、余裕をもって暗くなる前に宿に入るようにしなさい。最近この街道は物騒な噂があるでな。首狩り騎士の話を知らんかね?」


 ひっ、とサリアが悲鳴を上げた。怪談の類いだと思ったからだが、話を聞いていくとどうやら実在する悪人のようだ。

 男性の話では、首狩り騎士は最近この街道を徘徊するようになったという。女性のような小柄な体だが、顔はまるで疫病神のように陰惨。あるときは剣を抜きながら首を切ると言って旅人を脅し、旅人の持っていた立派な剣を強奪したという。またあるときは、町の男性の一物を嬉々として刈り取ったのだという。


「とんでもない悪人がいるもんじゃ。お前さんたちも気を付けなされ」


 旅人が去っていくと、ミリアーネとハインツがサリアを見ながら、


「ねえサリア、これってさ……」


 サリアは2人と目を合わせず、冷や汗かきながら答える。


「うん、けしからん悪人だ。見つけたらたたっ斬ってやる」




 15時頃に次の町に着いた。けっこう大きな町だ。頑張れば日暮れまでに次の町まで行けそうだが、王子は今日はここで休むことにしたらしい。宿を探している様子の王子を見ながら、サリアが頷く。


「そう、無理をしない方がいい。日が暮れたら首狩り騎士が出るかもしれないからね」


 白々しい空気が流れた。




「う、うわあああぁっ!」


 町の中心部へ歩いていこうとする一行の耳を、つんざくような男性の悲鳴が打った。驚いて声のした方へ駆け付けると、そこは武具屋の前。周囲は既に何人かの野次馬がぐるっとかこんでいて、その中心にいるのは先程の悲鳴の主であろう1人の男性と――――血が飛び散る真ん中に転がる、1つの生首。

 野次馬の視線も気にせず、男性はその場にへたりこんで慟哭している。


「エレナ、エレナ!嘘だと言ってくれ!来月結婚式を挙げようと約束したじゃないか!――――誰がこんなことを!」


 長い髪がおどろに乱れ、顔も定かではないその首をかき抱く男性の姿に、見ていられず顔を背ける3人。そこに後から後から野次馬が集まってきて、もみくちゃにされる。


「首狩り騎士だ!首狩り騎士の仕業だ!」


 群衆の誰かが叫んでいる。

 ミリアーネはこの殺人事件が現実のことと思えず、雑踏の中でサリアに押し付けられながら、ぼんやりと思った。


(サリアの香水、やっぱり臭いな……)



 犯人の逃亡を阻止するために町の入口は封鎖され、犯人逮捕まで開かないことになった。事件が解決しなければ、一行はこの町でいつまでも足止めだ。すでに町では首狩り騎士の犯行ということになっていて、彼または彼女の特徴である「女性のように小柄、陰惨な顔」を持つ人物を見つけようと町全体で目を光らせている。


「サリアは外出ない方がいいぜ。たちまち逮捕されるだろうから」


 ハインツの親切心からの忠告をサリアは断固として認めない。


「何言ってる、私の顔が疫病神なわけないだろ!証明してやる!」


 私が逮捕されなければ疫病神みたいな顔ではないということだ、と外に出ていこうとするのを2人で必死に押し止める。サリアの顔はおいておくとしても、身近なところに殺人犯がうろついているというのも不安だ。どうしたものか、とため息のハインツに、ミリアーネが言った。


「じゃあ、私たちで犯人探そうか?」



 その夜遅くにミリアーネとハインツがほぼ同時に宿に戻ってくると、サリアが勢い込んで尋ねてきた。


「どうだった、首狩り騎士は見つかりそう?」


「サリア、落ち着いて……。あんまりうるさくして、他の宿泊客に顔を見られたらまずいよ」


「私は何もやましいところはないし、疫病神のような顔でもないんだ!なんたる屈辱!首狩り騎士とやら、見つけ出して切り捨ててやる!」


 激昂するサリアを宥めながら、2人は宿の主人や町を歩く人、さらには酒場で得た情報を話していく。逮捕される可能性のある疫病神を部屋に置いて、2人はそれぞれ聞き込みをおこなってきたのだ。


 泣き叫んでいた男の名前はエックハルト、30歳前後の独身。元は王国の騎士だったが、10年程前に怪我をして退職。その頃この町に移り住んできたらしい。今は騎士時代の経験を活かして武器商をしている。といっても店舗は持たず、刀鍛冶と武具屋の間を取り持っている。すなわち卸売業だ。

 エレナというエックハルトの婚約者は、3ヶ月程前から彼と付き合っていたようだ。彼が町の酒場なんかで惚気話をしているのを何人かが聞いている。しかしこの町には住んでおらず、町の人がその姿を見たのは今日が初めてだ。悲しい姿になってしまっていたが……。

 さらに、町の治安維持を司る王国騎士団は、首が落ちていた場所の前に店を構える武具商、マックスを既に拘留している。しかし彼は容疑を全面的に否定しているようだ。彼はこの町の老舗の武具店の主で、やはり独身の30代。彼で3代目になる店は扱う武具の質が良く、遠くからも王国騎士団員が買いにくるような所だ。

 騎士団はもう一人拘留していた。マックスの向かいに店を出している雑貨屋の主人、ドミニクだ。彼は50代で、妻はいるが子はいない。店は何でも売っているが、それらは値段の割に質が良くないようだ。彼は金に汚いという側面があるらしく、町の人たちの評判はあまり良くない。彼もまた犯行を否認している。

 エックハルトは騎士団の事情聴取に、うちひしがれながらこう話しているそうだ。エレナが彼の住んでいる町を見たいと言ったので、今日初めて連れてきた。現場付近で小を催したので、エレナをその場に置いてトイレを借りにドミニクの店に入った。戻ってきた後はミリアーネたちが知る通りだ。


 2人の話を聞き終わったサリアが言う。


「痴情のもつれじゃないか?」


 こういうときにすぐ恋愛脳になるのは彼女の悪い癖である。しかし彼女は気にすることなく自説を展開していく。


「武具商と武具卸だから、きっと2人は元々交流があったんだ。だからエレナを誰も見たことないって言ってたけど、マックスにだけは紹介していたのかもしれないよ。で、余りの美しさに嫉妬したんだな。マックスも独身だからね」


 だんだん熱が入って身を2人の方に乗り出してきたので、比例して2人が遠ざかる。


(なんでこんなに残るの、この香水!)


 鼻をひくひくさせながらミリアーネが思う横で、言いたいことを言い終わってスッキリしたサリアがハインツの方を向く。


「ハインツはどう思う?」


 彼はポンと腹を打って話し始める。


「サリアの話には無理がある。仮にエレナの美しさに嫉妬したなら、殺害の対象はエレナじゃなくてエックハルトになるはずだ」


「なるほど、それはそうだ。どうしたハインツ、こんな頭良かったか?」


 サリア以外誰でも気付くよ、と内心ミリアーネは思った。が、疫病神扱いされて苛々している彼女を考慮し、口には出さなかった。一方でサリアに微妙に馬鹿にされたのに気付かず、ハインツは宣言した。


「俺は通り魔説を推すぜ」


 ポカンとする2人に向かって彼は続ける。


「マックスとドミニクを拘留したって情報に囚われすぎてないか?たまたま店の前が現場になったってだけなんだぜ。そもそも、自分の店の前で人を殺すバカがどこにいる。真っ先に疑われるのは自分なのにさ」


「ということは、やっぱり首狩り騎士がいるのか……?」


 サリアの問いをミリアーネがたちどころに否定して、


「いるわけないよ……。首狩り騎士ってのはサリアのことなんだから」


 3人とも気付いていながら敢えて口には出さなかった真実を、遂に言ってしまった。


「じゃ、誰だというんだ!」


 再び怒りのボルテージが高まってしまったサリアを宥めながらミリアーネ、


「その前に、まず整理しなきゃならないことがあるよ。1つめ、凶器はどこに行ったのか」


 現場からも周辺からも、凶器はまだ見つかっていない。その問いにハインツが答えて、


「通り魔が自分で持って行ったんだ」

「ドミニクじゃないか?雑貨屋だから、ナイフくらいあるだろう。犯行後に洗って商品棚に戻せば、誰の目にも触れるのに、誰も不審を抱かない。完璧な隠匿場所ってわけさ」


 あくまで自説を主張するハインツ。対してサリアは別の説を出した。2人バラバラの推理に、ミリアーネはあまり頓着せずに続ける。


「これはちょっと結論が出ないね。次2つめ、被害者の抵抗する声や悲鳴が聞こえなかったのはなんでかな」


「手練れの通り魔だったんだ。首狩り騎士と呼ばれるほどの人物だから、一瞬で首をスパっと……」


 ミリアーネは首を振り振り、


「首狩り騎士は目の前のこの人なんだよ。あんな荒っぽいことしてるから噂が独り歩きしてこんなことになっただけで」

「やかましい!」


 またサリアが暴発しかねないので、ミリアーネは急いで先を続ける。


「3つめ。胴体はどこに行ったのか。これが一番の問題だよ」


「持って帰ったんでは?」


 サリアの発言はミリアーネにすぐさま否定される。


「殺害現場から死体の移動はできないよ。首を切ってるんだから切断面から大量の血が出て、動かしたら血の跡がずっとつくからね」


「埋めたとか」


「それも同じ理由で不可能だよ。穴を掘っている間、どくどく血が流れてくるんだから。私たちが見たような現場にはならない。血だまりができるはずなの」


 サリアがため息をついて、


「なんか、どんどん分からなくなってきた」


「そんなことないよ。答はほぼ出てるよ。ハインツ、今夜はエックハルトと被害者の首はどうしてる?」


「今日は安置所でエックハルトがつきっきり、明日朝一でエレナの住む町に帰るとさ。かわいそうに」


 遺体安置所に聞き込みに行ったハインツの答を聞いて、ミリアーネが笑った。


「それでもう分かったよ」



 翌日。まだ夜も明けやらぬ町、遺体安置所から一匹の馬が走り始める。手綱をとるのは傷心のエックハルトと、彼に大事そうに抱えられた桶。中に恋人の首が入っているのだ。

 馬はまだ寝静まった町の大通りを走り、町の入口に着く。すぐさま寝ずの番の衛兵がやって来て、


「何者だ。現在この町の出入りは禁止されている」


 と告げてカンテラを照らすと、浮かび上がるエックハルトのやつれ顔。


「あなたか。この度はかける言葉もない。特別の通行許可は出ている。ちょっとした手続きがあるから、少し待っていてくれ」


 そう言って詰所に入っていくと、代わりにどこからともなく貧相ななりの3人組が現れた。そしてやつれたエックハルトにお構い無しで喋りかけてくる。


「エックハルトさん、この度は誠に御愁傷様です。早く帰ってお弔いをしてあげてください、と申し上げたいけれど、衛兵さんが手続き終わるまで5分くらいかかるよ。その間重いだろうから、その桶は預ります」


 桶を取ろうとすると、エックハルトは嫌な顔を隠そうともせず、


「いや、結構。私の大事な恋人なのだからな。どこの誰とも分からぬ者に預けることはできない」


 当然の回答に対して3人はなおも食い下がり、


「私は公国在住のミリアーネ=エンゲルハルト。ほら、もうどこの誰とも分からぬ者じゃないよ。さあ預けよう」


 無理矢理取ろうとするので、エックハルトの怒声が響いた。


「なんだ貴様らは!おい衛兵、この頭のおかしいやつらをなんとかしてくれ!」


 エックハルトが詰所に向かって怒鳴るが、衛兵は一向に出てこない。彼は桶を取られまいと必死に抱え込むが所詮多勢に無勢、ハインツの剛力に腕を押さえられ、ミリアーネとサリアに桶を奪い取られてしまう。

 桶を取ったミリアーネは蓋を無理矢理こじ開け、やめろ!というエックハルトの絶叫にも耳を貸さず、中の首を取り出した。そしてそれをしげしげと見つめ、何を考えたかいきなり地面に置いて斬りつける。

 エックハルトの悲鳴と、首が真っ二つに割れるのが同時だった。そしてよく見ると、首の中身は空洞なのだった。

 ミリアーネが詰所に向かって、


「ってわけだよ、衛兵さん。すべてこの人のお粗末な素人芝居なんだ。あ、これ解決したのは公国のカール王子ってことにしといてください!」


 それに応えて、詰所からバラバラと衛兵が出てきた。エックハルトは最後の悪あがき、ハインツを振りほどいて剣を抜く――――より前に、その鼻先へサリアの剣が突き付けられた。


「やめておけ。王国の法は詳しくないが、誣告だけで死刑とまではいかないだろう。ここで剣を抜いたら死刑になると同じだぞ。それでも一か八か、試してみるか?」


 がっくりと項垂れるエックハルトを、衛兵が連行していった。



 エックハルトは取り調べに案外すぐ白状したらしい。マックスと武具の売買をめぐってもめていたこと。彼に痛い目を見せようとして、店の前で木製の首と赤色染料をぶちまけたこと。当初は店の前が殺人事件現場になった、という悪評を立てるくらいのつもりだったが、想定以上に大事になって殺人犯探しが始まってしまったこと。


 事件が解決したので午後には町の出入口が開けられ、カール王子とちょっと離れて3人が町を出ていった。


「簡単な事件でしたよ、サリアくん、ハインツくん」


 すっかり探偵気取りのミリアーネが、あくびをしながら言った。


「首を切った後の胴体をどこにも動かせないんだから。この時点で彼の供述は破綻してるのですよ」


「胴体も作ればよかったのにな」


「そこまで作ると費用がバカにならないし、実況見分やなんかで作り物とバレる可能性を考えたら、首だけにした方がいいって判断じゃないかな。『恋人』の『首』だったら、一晩寄り添っていても怪しまれない。他人に作り物と悟られないために、自分の手元から離れるのは避けたいだろうからね。『許嫁を失った傷心の男』は安置所で首とともに一晩を過ごし、夜が明けたらすぐに地元に帰って火葬。これで証拠は残らない。だからハインツみたいに存在しない恋人の話をして、3ヶ月も前から準備してたんだ」


「な、なんという暴言……!」


 ハインツを無視して、ミリアーネは鼻高々。


「そして決め手になったのはサリアの香水のおかげなの。あの現場、あれだけの血が飛び散っていたら、血の臭いがしないはずがない。しかし現実には血の臭いはまったくしなかった。私はあの場で、サリアの香水やっぱり臭いなって思ったくらいだからね。まして騎士団上がりのエックハルトが無罪だとしたら、首を抱えてそれに気づかないはずがない」


 語り終えたミリアーネにサリアが悲しい顔を向けて、


「いま臭いって言った?」

「あっ……」




 こうして、「殺人事件を解決した」というカール王子の伝説ができた。が、「無実の罪を着せられた首狩り騎士が、怒りの余り自分で解決した」という噂もあった。真偽のほどはわからない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る